不滅のロックスター 永遠のキング。 【あいみょん/さよならの今日に】歌詞の意味を考察 あいみょんらしさ全開の名曲

あいみょん『さよならの今日に』歌詞の意味を考察・解釈

不滅のロックスター 永遠のキング

2020. 28 2020. 18 tomiyoshi あいみょん『さよならの今日に』歌詞の意味を考察。 不滅のロックスター永遠のキングとは? ここでは、 あいみょんの『 さよならの今日に』の 歌詞の 意味について 解釈& 考察をしていきたいと思います。 この曲は「news zero」のテーマ曲で「ニュースを『自分ごと』に」というテーマのもとあいみょんが書き下ろした楽曲。 冒頭から哀愁を感じさせる雰囲気でなんだか涙がこみ上げてきますね。 そんな「さよならの今日に」の情景を読み解きつつ、歌詞の意味について考えていきたいと思います。 世の中で起きた 「ニュースを『自分ごと』に」というテーマを元に作成された歌詞となっています。 追記:22月14日深夜に公開されたMV詳細であいみょんがコメントしています。 -あいみょんコメント この場所は日々変化していく場所で、 もう一度この景色で撮りたい!だなんて我儘言っても、もう撮れないです。 本当に貴重な経験をさせて頂きました。 いつか自分が歩いた土の上が恋しくなるほど ピカピカになってく渋谷の街に、 私は何を思うのかなぁと。 ふと考えてしまいます。 戻れないのは分かってるけど。 是非、沢山観て欲しいです。 宜しくお願いします。 高い所、怖かった。 MVは、渋谷駅再開発地の中心である「桜丘の再開発地区の敷地内」で特別許可を得て撮影したそうです。 以下、監督のコメントです。 -山田智和監督コメント 2020年最初に撮るMVとして、渋谷駅再開発地域の中心、桜丘の再開発地区の敷地内で特別許可を得て撮影をさせて頂きました。 今しか撮影できないであろう現在の日本の中心地と、楽曲の現在性をもって、しっかりと今というものを記録し、後世に残したいと思いました。 楽曲の力強さから、自分の意志で生きることとは何かを感じ取って欲しいと願っています。 最初は「なぜ工事現場から?」と思いましたが、そういうメッセージが込められていたんですね。 二度と撮ることのできない場所で撮るという、こだわりの詰まったMVに仕上がっています。 でも、今回もやっぱり全然違う映像になりましたね。 シングルカットはされませんのでご注意を。 あいみょんに とって「ニュース」とは? あいみょんは 毎日必ずニュース番組を見るそうですが、昨年の new szero のインタビューで あいみょんが ニュースに対する想いを語っています。 世の中で今何が起きているのか、純粋に気になるから絶対毎日見ます。 今の時代ネットニュースだってありますし、どうしたってニュースが流れてくる時代じゃないですか。 でも、ニュースで起きていることを「すべて過信しすぎてもあかん」という距離感で見ています さっきテレビではこう言ってたのに、ネットでは全然違う感じやし、何がホンマかわからへん。 ちなみにメディアリテラシーとは「 自分自身でメディアや新聞の情報を見極める能力」のこと。 何が真実で何が正しいのか、そして自分たちはどのように行動すべきなのか・・・。 まさに、メディアに流されやすい、今の世の中に必要な能力ですね。 ニュースを見ていると、自分の人生に全く関係なかった人のことまでも自分の人生になってしまう..。 勝手に人の人生に踏み込んでしまいますね。 気になりません?あの人がこれからどうなるのか。 「判決が出ました.. 懲役何年です」基本的にそこまでじゃないですか。 じゃあ、そのあとはどういう人生を歩むか…っていうのは袋とじにされちゃうような感じ。 あいみょん「さよならの今日に」歌詞の意味は? 来年1月から【news zero】の 新テーマ曲を担当させて頂くことになりました。 『さよならの今日に』という楽曲です。 大切に書き下ろしさせて頂きました。 新年1月6日 月 放送回にて初O. Aです。 宜しくお願いします。 — あいみょん aimyonGtter ここからは「さよならの今日に」の 歌詞の意味について深く掘り下げていきたいと思います。 「さよならの今日に」は、毎回 news zero のエンディングで、その日のニュースをまとめた映像とともに流れるのですが、 もう一度「私たちは何を想うべきか」問いかけています。 」と語っていました。 「自分の人生にもどこか引っかかる部分はないか?」そのことを考えながら聴いて欲しい曲ですね。 追記:どうやらこの曲の主人公はもう取り戻すことのできない後悔と、心が傷つき極限に追い詰められた状態のようです。 そんな姿をイメージしつつ、主人公を通して何を考えるべきか。 それをテーマに歌詞を見ていただきたいと思います。 主人公は過去に何か過ちを犯したのでしょうか。 暗い過去や思い返したくない苦い過去のような気がします。 鈍くなった足が、何かに疲れ果てている様子を表現していますね。 ゴールのない山には、終わりの見えない不安な未来を感じます。 恋焦がれるのは、人に対してもそうですし、何か挑戦するモノに対しても言えますが、夢に見るほど何度も何度も考えたのでしょう。 いったい何が彼の頭の中を支配しているのか…。 「これまでを切り取るように」では、まるで走馬灯のような印象も受けますが…. 彼が置かれている現状とはいったい何なのでしょうか。 とにかく、明るく幸せな印象はうけません。 何かに挫折したようにも思えます。 抗えない時の流れと、訪れる現実。 人それぞれあると思います。 何かに挑戦し、夢に破れ、後悔を繰り返す。 でも過ぎた過去は取り戻せない、人生ってそういうものな気がします。 でも「 わかってる。 わかってるけど、やり直したい…。 」誰もが思う気持ちですよね。 ただ、それが何なのかはまだ分かりません。 彼がやり直したい後悔、そして取り戻せない過去とは一体何なのでしょうか? 切り捨てた過去が未来につながる…なんて確証はない。 仕事、時間、もしくは家族だったり恋人だったり….。 」「あの時ああしなければ。 」どうしても後悔として思い出される部分が多くなりがちですよね。 でも「その過去があるから今の自分がある。 」 と、、、言いたいところですが、この部分の歌詞は逆説的な表現になっています。 「切り捨てた何かで今がある なんて根拠がある なら…. 「もう一度」だなんて ネガティブなこと 言わないでおくけどな。 」 つまり、【 そんな綺麗事で片付けられる確証も根拠も今の時点ではないから「もう一度やり直せたらな…」ってその時は言っちゃうよね。 】という意味です。 歌詞をよく見ると「〇〇だったら、そんなわがまま言わないでおくけどな。 」と、 確証のない未来に対して、今は腑に落ちていない心情が描かれています。 確かに、「だから今がある」なんてことは過ぎ去った過去にしか言えない言葉なので、困難に直面している最中はそんなポジティブな事、なかなか思えません。 だから「やり直せたら…。 」と思わず嘆くのでしょう。 」という逆説の表現なんですね。 肯定的なことを言われるより、弱みを表現した歌詞なので、より心に響く部分です。 ですが、最後の部分ではしっかりそのネガティブを回収します。 先ほどの部分では、ちょっとネガティブな印象があったのですが、ここでは少しだけ前向きに気持ちが変化しています。 同時に「確証ない未来でことは分かっていても、やっぱり希望を求めてしまうよね。 」という、 自分の弱さも受け止めた歌詞です。 そして次の歌詞では、「もしあの人ならどう生き抜くのだろうか?」と、 自分とは別の視点に立って考えることの大切さを表しています。 ニュースの場合だと、当事者の気持ちになって考えるということで、それは、被害者であろうと、加害者であろうと、同じこと。 あいみょんが 伝えたい「ニュースを「自分ごと」に」という、他者の目線で考える大切さとヒントがこの言葉に込められていますね。 一方向から見た景色では、本当の姿は見えませんし、偏った考え方もそこから生まれてしまいます。 そしてそれは、どんなに神格化された存在だったとしても同じで、きっと悩みや葛藤を抱えていたはず。 彼が今、この時代に生きていたとしたら、何を考え生き抜いたのだろうか? そうやって主人公が 何かを思いとどまっているようにも感じます。 そして「あの人ならどう考えるだろう?」と疑問を投げかけ、聴いている人へのヒントにしているようにも…。 恋をしてる時に見る空は何だか切なく見えますし、幸せだったり楽しいことがあった日に見上げる空は爽快で青々と見えたりします。 でも、彼の空は傷だらけ。 きっと彼自身の心のことを表現しているのでしょう。 やはり主人公の彼はものすごく心に傷を抱えている気がしますね。 足取りも重く、河川敷の道に沿って無意識に歩いている情景が浮かびます。 そして、その心も気持ちも、到底すぐには戻らないことも ここで「やめてしまいたい」という言葉が出てきましたが、私はこの時点で、ある確信が生まれました。 きっと彼はもう全てを失ってしまったのでしょう。 そして、もう一度と 奮起する気持ちも起きないほど、打ちのめされた状態が想像できます。 それでも望んでいること…。 それは一体何を意味するのでしょうか? もし彼が今から人生を辞めようと考えているのであれば、残された人への望みでしょうか。 謎は深まります….。 ちなみに、ここで出てくる「謎に満ちた伝説のプロボクサー」は調べてみましたが、明確な答えは出ませんでした。 個人的には悪魔王子と呼ばれた「ナジーム・ハメド」ではないかと思いますが…。 きっと主人公にとって尊敬する何かの象徴なのかもしれません。 ここでも他者の視点になって 何かを思いとどまっている気がします。 思いつめた心が行き着く先….。 ここではいろんな思いが錯綜した結果、彼の頭の中が少し吹っ切れたような印象を受けます。 甘いカクテルの特徴のように、 何色とも言えない色に染まった空。 断定的でない表現が美しいです。 そしてもう一度「過ぎた時間は戻らない」という現実を突きつけつつも、希望を感じさせる歌詞になっています。 「頑張ろう、希望に向かって!」なんて直接的に言われるより、 弱者への共感がある方が、心にすっと入ってきますよね。 そして、どんなに極限に追い込まれても、 他人の視点に立って考えることで、少しの希望を見出そうというメッセージが込められている気もします。 このあと、この主人公はどんな答えを出したのか? 終わらせることを、思いとどまってくれたのか…. ? 想像が膨らみますね。 news zero 新テーマ曲 「さよならの今日に」 very short movie公開になりました。 よろしくお願いします。 — あいみょん aimyonGtter 終わってしまった今日が、もう一度繰り返されるニュースに、あなたは何を想うのか?。 日々、凄まじい勢いで通り過ぎていく現実に、なかなか気持ちは追いついていかないですよね。 そんな、 今に不安を抱えている人、未来に希望が持てない人、過去に後悔を抱えている人に寄り添う歌詞になっていると思います。 きっとそれは悲惨な事件の被害者でも、加害者でも言えることで、情報の先には「生きた人間」がいるということ。 日々流れるニュースの先に、そんな思いを馳せながら聴いて欲しい曲ですね。 以下、あいみょん コメントです。 あいみょんのコメント 「さよならの今日に」という楽曲をnews zeroのテーマソングとして書き下ろしさせて頂きました。 日々切り捨て切り取られ生きていく中で、もう戻れない昨日や気持ちがある事は解っているけれど、それでも求めてしまうものがある。 あの日あの時あの場所にいたあの人は、いったい明日をどう生きたんだろうか。 あの人なら、明日をどう乗り越えるのか。 自分の身の回りで巻き起こる出来事、自分の中にある過去への執着や後悔、そして希望に、簡単にさようならができない。 あいみょん「さよならの今日に」歌詞の意味は? まとめ 決して他人事ではない。 この曲を通して「自分は何を想うべきか」。 日常のヒントにしていきたいと思います。 以上、あいみょんの「さよならの今日に」の歌詞考察でした。 少しでも興味を持っていただけたらコメントお待ちしています。 伝説のプロボクサー〜、このフレーズを聞いた瞬間に誰の事を言ってるかわかりました。 ナジーム・ハメドも伝説のプロボクサーですが、少しニュアンスが違います。 おそらくですご、エドウィン・バレロという元世界チャンピオンです。 27戦27勝27KO(デビューから18戦は1RKO)という戦績を残しています。 12戦した頃、プロになる前のバイク事故の影響で脳溢血の疑いが発覚し、アメリカでのライセンスが発行されなくなりました。 アメリカのリングに立たなくなったバレロは、日本の帝拳プロモーターと契約していたので日本のボクサーとも戦っています。 その後、世界チャンピオンにもなりましたが、アルコール、コカイン中毒に陥り、妻の肺を潰し、肋骨を折るほどの暴行で逮捕されます。 その後釈放されリハビリ施設に移送中、護衛官に賄賂を渡し妻を攫い、ホテルに拉致し殺害します。 逮捕されたバレロは履いていたズボンで首を吊って自殺しました。 28歳でした。 桁違いの強さで後の世界王者も子ども扱いしていたバレロは脳溢血の疑いでスムーズに出世できず帝拳ジムへ、各国を巡るロードウォリアーになりました。 そんな不遇への憤り、怒りの爆発が妻を殺害、アルコールやクスリ漬けの人生へと転落させたのだと思います。 謎に満ちた伝説のプロボクサー、まさにエドウィンバレロだと思います。

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あいみょん• J-Pop• provided courtesy of iTunes 新曲『さよならの今日に』の歌詞もそうだ。 具体的なメッセージを伝えようとはしていない。 歌詞の主人公がどのような人物なのかもよくわからない。 それなのに心をつかまれる。 自分のことを歌ってくれているような気持ちになって共感する。 結論も結末もわからない歌詞 あいみょんは歌詞で結論を出そうとしない。 結末も教えてくれないのだ。 『さよならの今日に』は「過への後悔があった上で明日をどのように生きていくか」がテーマの歌詞に感じる。 泥まみれの過去が 纏わりつく日々だ 鈍くなった足で ゴールのない山を登る 恋い焦がれたこと 夢に起きてまた夢見たこと これまでを切り取るように 頭の中を巡る 明日が来ることは解る 昨日が戻らないのも知ってる できれば やり直したいけれど 切り捨てた何かで今があるなら 「もう一度」だなんて そんな我儘 言わないでおくけどな それでもどこかで今も求めているものがある 不滅のロックスター 永遠のキングは 明日をどう生きただろうか 傷だらけの空が やけに染みていく今日 鈍くなった足で 河川敷をなぞり歩く 涙がでることは解る 気持ちが戻らないのも知ってる それなら 辞めてしまいたいけれど 残された何かで今が変わるなら 「もう一度」だなんて そんな情けは言わないでおくけどな それでもどこかで今も望んでいる事がある 伝説のプロボクサー 謎に満ちたあいつは 明日をどう乗り越えたかな 吹く風にまかせ 目を閉じて踊れ 甘いカクテル色の空を仰げ そんな声が聞こえる 切り捨てた何かを拾い集めても もう二度と戻る事はないと 解っているのにな 切り捨てた何かで今があるなら 「もう一度」だなんて そんな我儘 言わないでおくけどな それでもどこかで今も求めているものがある 不滅のロックスター 永遠のキングは 明日をどう生きただろうか 伝説のプロボクサー 謎に満ちたあいつは 明日をどう乗り越えたかな しかし歌詞の主人公がどのような結論を出したのかはわからない。 悩んだままで終わる。 考えた末に何も変わっていない。 あいみょんの歌詞の特徴の一つが「変わらないこと」を歌うことかもしれない。 『君はロックを聴かない』『マリーゴールド』などの代表曲でもそれは共通している。 『マリーゴールド』では愛する人との変わらない日々を歌っている。 あいみょん• J-Pop• provided courtesy of iTunes それは日常を切り取ったような歌詞で、結論も結末もいらないのかもしれない。 意味やメッセージを込めた歌というよりも、物語を見るような感覚。 それに共感したり入り込むことで、リスナーに寄り添ってくれるような歌詞だ。 『さよならの今日』は結論や結末が決まらない部分は、『マリーゴールド』や『君はロックを聴かない』の歌詞に通ずるものがあるかもしれない。 しかし内容や方向性は違う。 『さよならの今日に』は出来事を歌っているわけではなく、心情を歌っているのだ。 明るくはない歌詞 『さよならの今日に』は主人公以外の登場人物は出てこない。 過去に主人公だけしか出てこない歌詞はあった。 『真夏の夜の匂いがする』『19歳になりたくない』などだ。 あいみょん• ロック• provided courtesy of iTunes 明日になれば私 何か変わっちゃうかな どうにもこうにも想像できない 19歳になりたくない 『19歳になりたくない』では上記のフレーズから始まる。 19歳になる前の心情という具体的なシチュエーションの曲。 「小中高と進んで逃げ方も覚えた」「カメラを片手にギターを背負い」というフレーズから高校を一度退学した経験もあり、プロのミュージシャンを目指していた自身の体験を歌ったドキュメント的な歌に思う。 しかし『さよならの今日に』は少しだけ違う内容だ。 『真夏の夜の匂いがする』の主人公とは違い、落ち込んでいる。 悩みや後悔や苦しみを感じている。 『19歳になりたくない』の歌詞のように何に対して悩んでいるのか具体的な理由がわからない。 状況や環境や立場もわからない。 歌詞の内容が抽象的なのだ。 つかみどころのない歌詞。 明るくはない内容。 しかし歌詞に共感してしまう。 歌の世界に入り込んでしまう。 それにも理由があるのではと思う。 具体的と抽象的の中間 泥まみれの過去が 纏わりつく日々だ 鈍くなった足で ゴールのない山を登る 抽象的な表現だが「泥まみれ」「鈍くなった」などの表現によりマイナスな感情であったり、悪い状況であることが伝わる歌い出し。 明日が来ることは解る 昨日が戻らないのも知ってる できれば やり直したいけれど BメロではAメロと違い、比喩表現を使わず具体的な表現になる。 当たり前のことで誰もが理解していることを歌う。 「できればやり直したいけれど」という誰もが思ったことがあるであろう内容を歌っている。 切り捨てた何かで今があるなら 「もう一度」だなんて そんな我儘 言わないでおくけどな それでもどこかで今も求めているものがある 不滅のロックスター 永遠のキングは 明日をどう生きただろうか サビでは「何か」という言葉を使い、あえて確信に触れず曖昧な表現にする。 リスナーによって「何か」の受け取り方は変わるので、感情移入しやすくなる。 「不滅のロックスター」という具体的でありつつも抽象的な部分も含んでいる表現によって、リスナーとの距離を詰めているように思う。 有名で評価されている一流のロックミュージシャンをリスナーに想像させる歌詞。 しかし特定の誰かを指しているわけではないので、聴き手によって思い浮かぶミュージシャンは違う。 だからリスナーが曲に入り込んでしまう。 自分の頭に浮かんだ「不滅のロックスター」が明日をどのように生きたのかを想像してしまう。 具体的な表現と抽象的な表現を使い分けたり、組み合わせることで歌詞を組み立てる。 具体的すぎると曲に入り込める人を選別してしまう。 抽象的すぎると曖昧な表現ばかりになり説得力がなくなる。 このバランスが取れているから、あいみょんの歌は多くの人に響くのかもしれない。 それに加えて『さよならの今日に』では、もう1つ工夫がなされている。 一人称と二人称が出てこない この歌の主人公は男性なのか女性なのかわからない。 「僕」や「私」などの一人称が出てこないからだ。 これが共感させたり、歌の世界に入り込ませる工夫の一つに思う。 『マリーゴールド』でも一人称は出てこなかった。 だから主人公が男か女かもわからない。 リスナーに委ねられている。 だから聴いていて想像が膨らむ。 だから多くの人が共感や感動をしてヒットしたのだと思う。 『さよならの今日に』は一人称だけでなく「君」や「あなた」など二人称も出てこない。 主人公の性別も年齢も立場も分からない。 自分以外の誰かがいるのかも分からない。 主人公についても他の登場人物についても、リスナーの想像に任されている。 そのため自分に置き換えて歌の世界に入り込みやすい。 自分の経験や考えと照らし合わせることができる。 具体的な表現と抽象的な表現が組み合わさっているので、歌の世界観に入り込みやすい。 あいみょんはリスナーやファンに媚びているわけではないと思う。 自分の個性を活かしながら表現をしているように思う。 自分の表現をしつつもリスナーの入り込む隙をあえて作っているのだ。 特に『さよならの今日に』はその傾向を感じる。 だから自分は『さよならの今日に』の歌詞にグッと来たのだ。 あいみょんはずっと変わらない• あいみょん• J-Pop• provided courtesy of iTunes 『憧れてきたんだ』という曲がある。 2017年に発表された楽曲。 あいみょんがブレイクする前の楽曲だ。 『憧れてきたんだ』ではこのように歌われている。 私が知ってるロックスターなら 数年前に墓の中 掘り起こせ 掘り起こそう ギターをまた握らせてやろう 私の知ってるシンガーソングライター 数年前にメジャーを辞めた 歌うこと 歌うこと まだ続けていてくれよお願いだ 憧れて 憧れて 憧れてきたんだ あなた達が奏でた音で 私は変わったんだ 『憧れてきたんだ』でも『さよならの今日に』と同じように「ロックスター」という言葉が出てくる。 あいみょんは売れる前も売れてからも誰かに憧れて、それによって心を動かされたり力をもらったのだと思う。 ヒットした理由や人気アーティストで居続けている理由は、音楽の間口が広がったからだと思う。 聴く人を選ぶ過激な歌詞も減ったし、個人的な心情を吐露したり偏った内容の歌詞は減った。 しかし根っこの部分は変わっていない。 あいみょんは変わらずに音楽を作り続けている。 最も大切な部分が変わらないから音楽に説得力が増す。 変わらない部分に感動することもある。 『さよならの今日に』でも変わらないあいみょんを感じたからこそ、聴いていて心が動かされた。 ただ変わった部分もあるのだとは思う。 あいみょん自身というよりも、周囲が変わったように思う。 憧れてきたんだ あなた達が奏でた音で 私は変わったんだ あいみょんは『憧れてきたんだ』でこのように歌っていたが、今は「あいみょんが奏でた音で私は変わったんだ」と感じている人が数え切れないほどたくさん居ることだ。 あいみょんの音楽が、多くの人を感動させるようになった。 これはあいみょんがヒットしたことによって変わったことだ。

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あいみょん 『さよならの今日に』。 現在YouTubeではvery short movie が公開されています。 《それでもどこかで今も 求めているものがある》 過ぎ去った日々をやり直せたりなんかしないし、後悔しても何も変わらない。 それでもどこかで、此処にはない何かを必死に求めてしまう。 そんな私たちは一体明日をどう生きればいいんだろう。 そんな誰しもが他人事にはできない、答えの無い問いをふと投げかけたあいみょんらしいナンバーです。 ここでは歌詞に注目して楽曲の魅力を紐解いていければと思います。 歌詞解釈 1番 泥まみれの過去が纏わり付く日々だ 鈍くなった足でゴールのない山を登る 恋焦がれたこと 夢に起きてまた夢みたこと これまでを切り取るように頭の中を巡る 人はいつだって、 過去の思い出や トラウマに囚われながら今を生きています。 あの日の恋を振り返り、昔の夢を掘り起こしては、無性に懐かしくなったり時には後悔したり。 もしもあの時に戻れたら。 そして歳を重なるにつれ振り返るべき過去は大きくなっていき、今の私たちに纏わりついてきます。 そんな日々鈍くなっていくこの足で、私たちは人生を歩んでいくのです。 明日が来ることは解る 昨日が戻らないのも知ってる できればやり直したいけれど 切り捨てた何かで今があるなら 「もう一度」だなんてそんな我儘 言わないでおくけどな さよならの今日に あいみょん 彼女の楽曲は、ありもしない理想を追いかけたりはしません。 《明日が来ることは解る 昨日が戻らないのも知ってる》。 誰かに言われるまでもなく、過去が戻らないなんて現実はわかっているんです。 もしできることならもう一度今日をやり直したい。 だけど、何かを切り捨てた過去があるから今があるというのなら、やり直したいなんてのは我儘だ。 私たちは理屈ではそんなことわかっています。 しかしそれでも過去を悔やんでしまうのが人間というものです。 それでもどこかで今も 求めているものがある 不滅のロックスター 永遠のキングは 明日をどう生きただろうか さよならの今日に あいみょん たとえ明日が来ることを解っていても、昨日が戻らないことを知っていても、それでもどこかで 求めているものがあるのです。 もしもあの時ああしていれば。 あの頃にもう一度戻れたら。 切り捨てた何かを今日も私たちは悔やみ続けています。 《切り捨てた何かで今があるなら「もう一度」だなんてそんな我儘 言わないでおくけどな》 だけど切り捨てた何かで今があるなんて思えない自分がどこかにいるから、こんな我儘を今日も言ってしまうのです。 彼女の憧れの象徴です。 ただし《明日をどう生きただろうか》という歌詞からも読み取れるように、今はもう墓の中。 《永遠のキング》も同様に、きっと今は亡き英雄なのでしょう。 そんなスターたちは、明日をどう生きたのだろう。 誰に尋ねるわけでもなく、ふとそんなことを考えてみるのです。 2番 傷だらけの空がやけに染みてく今日 鈍くなった足で河川敷をなぞり歩く 荒んだ心のように荒れた空模様を見て、やけにセンチメンタルになる今日という日。 もしも生まれてきた時の真っ新な心だったなら、そんな空を見てもきっと何も感じないはずです。 心が荒むような 辛い過去があるからこそ、そんな空模様が心に染みるのです。 日々鈍くなっていくその足で、今日も河川敷をなぞり歩きます。 絶えず新たな水が流れ、元の水が流れることなどない川と、戻ることなどできない人生を重ね合わせているのかもしれません。 涙が出ることはわかる 気持ちが戻らないのも知ってる それならやめてしまいたいけれど 辛いことがあれば涙が出る。 恋が冷めてしまえば気持ちが戻ることはない。 私たちはとっくにそんなことわかっています。 わかっているから、それならいっそやめてしまいたい。 つらい経験を伴う挑戦も、誰かを愛することも、明日を生きることもやめてしまいたい。 《それならやめてしまいたいけれど》 そうは思っているけれど、やめることもできないのが人間です。 殘された何かで今が変わるなら 「もう一度」だなんてそんな情けは 言わないでおくけどな それでもどこかで今も望んでいることがある 伝説のプロボクサー 謎に満ちたあいつは 明日をどう乗り越えたかな Ah.... 過去の辛い思い出で今が変わるとは信じきれない。 いっそ全てをやめてしまいたい。 そうわかっているけれど、 それでも何かを望んで生きてしまう自分がいるのです。 いつかは後悔することになるとわかっていても、何かを追い求めている自分がいるのです。 伝説のプロボクサー。 謎に満ちたあいつ。 一体彼らは、この葛藤の中で明日をどう乗り越えたんだろう。 答えのなどどこにも無い問いを必死で追いかけています。 3番 吹く風に任せ 目を閉じて踊れ 甘いカクテル色の空を仰げ そんな声が聞こえる 吹く風に身を任せろ。 目を閉じて踊れ。 難しいことなんて考えず、過去なんか悔やんでないで、もっと甘い未来を見つめていこう。 そんな声がどこからか聞こえてきます。 きっとこれが すべての答え。 そうやってあっけらかんに生きていれば、きっと傷つくことなんてないのです。 だけどすべてを諦めきることなどできないのが私たち人間。 切り捨てた何かを拾い集めても もう二度と戻ることはないと 分かっているのにな もう切り捨ててしまった過去をどれだけ悔やんだって、必死に拾い集めたって、もう元になんか戻りません。 そんなこと諦めて、吹く風に身を任せてやれば楽に生きられる。 そんなこともう分かっているんです。 だけど、 過去を悔やむことをやめることなどできるはずがないのです。 切り捨てた何かで今があるなら 「もう一度」だなんてそんな我儘 言わないでおくけどな それでもどこかで今も求めているものがある 不滅のロックスター 永遠のキングは 明日をどう生きただろうか 伝説のプロボクサー 謎に満ちたあいつは 明日をどう乗り越えたかな 風の吹くまま生きることも、過去に意味を見出すこともどうしてもできず、どこかで今も過去を追い求めてしまう。 やめることもできず、また今日という日が終わっていってしまう。 こんな私は、 一体明日をどう生きていけばいいのだろう。 どう乗り越えればいいんだろう。 あの英雄たちは、謎に満ちたあいつは、一体どうしていたのだろう。 さよならの今日に、1日の終わりに、そんなどうしようもない問いを彼女は投げかけているのです。 感想・まとめ 人間の 人間らしい感情がありのまま描かれた、いかにもあいみょんらしい楽曲です。 過去が戻らないのなんて知ってる。 切り捨てた何かで今がある。 だからもう一度あの時に戻れたら、なんてのはきっと我儘だ。 だけどそれでも、私たちはどこかで求めてしまうのです。 もしあの時ああしていれば。 もしもあの時勇気があれば。 切り捨てた何かを、これから切り捨てるかもしれない何かを、私たちは必死に追い求めています。 『さよならの今日に』は 「news zero」エンディングテーマ。 番組で曲に乗せ、ニュース映像が流れると私は胸が締め付けられます。 大切な人の死を悲しむ人々。 取り返しのつかない罪を犯した人気女優。 どうしても考えてしまうのです。 もしこんなことが起こっていなければ。 もしもう一度今日をやり直せたら。 そんな願いは我儘だってわかっているけれど、考えずにはいられないのです。 私たちが願おうと願うまいと、明日は必ずやってきます。 そしてどれだけ必死に願おうと、昨日は二度と戻っては来ません。 そんなこととうに解っています。 憧れ続けたあのロックスターは、民衆を導いたあのキングは、一体明日をどう生きたんだろう。 『さよならの今日に』。 今日という一日の終わりに、彼女はそう投げかけています。 決して他人事ではなく、他でもないあなたに、そう問いかけているのです。 おすすめ記事はこちら ご意見・ご感想はお気軽にコメントください zz-1.

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