カルボ システイン。 ムコダイン(カルボシステイン)の作用機序:去痰薬

カルボシステイン錠500mg「JG」

カルボ システイン

去痰薬ムコダイン(カルボシステイン)と同じ市販薬と飲みあわせなどの注意点を解説 風邪、副鼻腔炎、後鼻漏などに対して、痰を出しやすくする去痰薬として用いられることが多いお薬が、「ムコダイン(成分 カルボシステイン)」です。 処方薬として用いられることに加え、市販のお薬でもムコダインと同じ成分を含む市販薬は多数販売されています。 また、服用するにあたっては、飲み合わせや副作用などを心配すること方も多いかと思います。 今回は、ムコダインと成分が同じ市販薬にどんなものがあるかを解説するとともに、ムコダインの作用や使用用途、飲み合わせや副作用などの服用の注意点についても紹介します。 1.ムコダイン(カルボシステイン)と成分が同じ市販薬 医療用医薬品として処方されるムコダインには、「カルボシステイン」と呼ばれる有効成分が含まれています。 古くから子供から大人まで幅広く使用されており、比較的安全性の高いお薬であることから、ドラッグストアや薬局で購入できる市販薬にも含まれており、販売されています。 カルボシステインが単独で入っている市販薬は現状ありません。 ブロムヘキシン塩酸塩は、気道粘液の分泌を促進し、たんを出しやすくする作用がありますので、カルボシステインとのダブル効果で去痰効果を示します。 処方薬ムコダインの通常の大人の服用量は、1回500mgを1日3回服用で、1日量として1500mgですので、 処方薬と比較すると半分の量となっています。 成分はムコダインと同じになりますが、量的には少なくなっていることはご理解下さい。 また、その他の市販薬でも、咳止め薬や総合風邪薬の複数の成分のひとつとして含まれていることがあります。 含まれている量としては、大人の服用量として、1日量750mgですので、やはり、処方薬と比較すると半分の量となっています。 2.ムコダイン (カルボシステイン)はどんな薬? ムコダインが最初に販売されてから30年近くになり、古くから用いられているお薬です。 子どもから大人までは幅広く使用されており、 去痰薬というとムコダインといわれるほど、処方されることが多い定番のお薬です。 2-1. 作用の仕組みと効果 ムコダインの有効成分は、カルボシステインです。 痰の構成成分である気道から分泌される粘液の構成成分を調整し、障害された気道粘膜を修復し、痰を出しやすくする作用があります。 主に、去痰薬(痰を排出しやすくする)として用いられます。 2-2. どんな時に使われる? のどに絡まる痰によって、不快感や咳などの症状が出ている場合に使用されます。 錠剤の他にも、シロップ、ドライシロップなどもあり、小児科でもよく用いられるお薬の一つです。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ムコダインのジェネリック医薬品 処方薬ムコダインには、ジェネリック医薬品があります。 ・カルボシステイン錠500mg「トーワ」 ・カルボシステイン錠500mg「サワイ」 などのように一般的には、「成分名」+「会社名」の名称がついております。 ジェネリック医薬品とは、他の医薬品メーカーが、そのお薬の特許期間が終了した後に、国の承認を得て、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分で効能効果、用法・用量が原則同じものとして販売したお薬です。 開発費用を抑えられるため、先発医薬品より安い価格となります。 ジェネリック医薬品は、後発医薬品ともよばれます。 ジェネリック医薬品によっては、先発医薬品と効能、用法が異なる場合もあります。 3.ムコダイン (カルボシステイン)服用の注意点 3-1. 副作用 指示どおりに服用する分には、副作用はほとんどない安全性の高いお薬ですが、下記の副作用が出ることがあります。 ・食欲不振 ・下痢 ・腹痛 ・発疹 また、重大な副作用としては、ショック、アナフィラキシー様症状や皮膚粘膜眼症候群、肝機能障害などがあります。 滅多にないことですが、万が一、いつもと違うような症状を感じたら、早めに医療機関を受診するようにしましょう。 3-2. 飲み合わせ 基本的には、 特に相互作用に注意がいるような飲み合わせはありません。 安心して他のお薬と服用下さい。 但し、市販の総合風邪薬にも含まれていることが多いことから、成分(カルボシステイン)の重複には注意しましょう。 通常量より多い量を服用すると、副作用のリスクが高まり危険です。 他のお薬を服用する際には、薬剤師に相談されることをお勧めします。 過去にアレルギー歴のある方は注意しましょう。 また、肝障害や心障害のある方は、服用に慎重になる必要があります。 必ず医師に相談・指示のもとで服用するようにしましょう。 4.こんなときは早めに病院へ 次のような場合には、市販薬では対処が難しく、適切な治療を受ける必要があります。 早めに医療機関を受診しましょう。 ・市販薬を3-4日間服用しても症状が改善しない ・発熱、咳など他の全身症状がみられる、続いている ・咳が続き呼吸が苦しい ・副作用症状がみられる また、妊婦、妊娠していると思われる方は、お薬全般的に服用には注意が必要です。 早めに主治医を受診し、適切なお薬を処方してもらうことをおすすめします。 5.おわりに 今回は、ムコダインと成分が同じ市販薬にどんなものがあるかを解説するとともに、ムコダインの作用や使用用途、飲み合わせや副作用などの服用の注意点についても紹介しました。 ムコダインと同じ成分を含む市販薬はありますが、成分単独で販売されている市販薬はなく、服用できる量には違いがあります。 その他、総合風邪薬の成分のひとつとして含まれている場合もあります。 基本的には、副作用が少ないお薬ですが、いつもと違う気になる症状が出た場合には、服用を中止し、医療機関を受診するようにしましょう。 また、市販薬を3-4日服用しても症状が改善しない場合には、重大な病気が原因となっている場合もありますので、早めに医療機関を受診し、適切な検査と診断、治療を受けるようにしましょう。

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医療用医薬品 : カルボシステイン

カルボ システイン

ねこじた薬剤師のヒロです。 ムコダイン(成分名カルボシステイン)は 去痰薬と呼ばれるタイプのお薬です。 去痰薬とは、痰を取り除きやすくするお薬のことで、主に咽頭炎や急性気管支炎、気管支喘息などに使われています。 ムコダイン(カルボシステイン)には錠剤、散剤、液剤など様々な形状(剤形)があり、液剤や散剤は特に小児に咳止めのシロップなどといっしょによく処方されます。 ロキソニン(ロキソプロフェン)、カロナール(アセトアミノフェン)などと並んで、誰しも一度は服用したことのあるお薬ではないかと思います。 今回はこのムコダイン(カルボシステイン)について、専門用語などをできるだけ使わずに簡単にまとめてみました。 短い時間ですが、よろしくお願いします。 小児から高齢者まで幅広く使用されているお薬です。 用法・用量(飲み方とその量) 通常は成人の場合 1回500mgを1日3回内服となっています。 ただし、年齢や症状により適宜増減することになります。 小児(2歳以上12歳未満)の場合は、 体重(kg)あたり1回10mgを1日3回内服します。 こちらも、年齢や症状により適宜増減されます。 (1日量30mg) 例えば、4歳の小児で体重15kgの場合なら1回150mgを1日3回が目安になります。 どうやって効いてるの?(作用機序) ここではムコダイン(カルボシステイン)が、 なぜ痰を排出しやすくできるのかを簡単に説明します。 カルボシステインは複数の作用により去痰効果を示すことがわかっています。 よく質問を受けますが、カルボシステインには眠気の副作用はありません。 念のために添付文書(説明書)に記載されている重篤な副作用も書いておきます。 下記のような症状があらわれた場合には使用を一旦やめて、すぐに医師の診療を受けるか相談するようにしてください。 皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、発熱、全身倦怠感 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群などの可能性が考えられます 全身がだるい、吐き気がする、皮膚や白目が黄色くなる 肝機能障害、黄疸の可能性が考えられます じんま疹、顔や喉の腫れ、めまい、ゼーゼー息苦しい (呼吸困難) ショック、アナフィラキシー様症状が考えられます 以上が重篤な可能性のある副作用です。 ただし、ここにあげた副作用がすべてというわけではありません。

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【かんたん解説】ムコダイン(カルボシステイン)の効果、飲み方、副作用

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ムコダインのジェネリック医薬品であるカルボシステインは、風邪などで痰や鼻水が出ているときなどによく使われますが、飲んでからどの程度で効果が現れ始めるか、どの程度効果が持続するかという点が気になる場合もあるかと思います。 そこで、公開されているデータを元にカルボシステインの効果発現時間、持続時間から、カルボシステインがちゃんと効いているのかについて解説していきます。 カルボシステインの基本的な情報はミナカラ薬辞典をご参照ください。 //// カルボシステインの効果発現時間は1〜2時間程度と想定 まずは、効果が現れるまでの時間について、薬の血中での濃度データを参考に、推定していきましょう。 薬に付いている添付文書を見ると、カルボシステインの使用した時の血中での濃度は以下のようになります。 個人差はありますが、カルボシステインを飲んでから体の中で最も濃度が高い最高血中濃度に到達する時間は2. 5時間となっており、 早ければ1~2時間ほどで体の中で効果が現れはじめると想定できます。 しかし、その効果は比較的緩やかに現れることも多いため、 カルボシステインはその効果がなかなか実感しにくいという面もあります。 そのため、2~3日飲み続けることで、ようやくその効果が実感できるというケースも少なくありません。 このように、カルボシステインは効果を実感するまでは少々時間がかかることもありますが、ある程度の期間を飲めば効果が得られる薬なので、必ず処方された量をしっかりと飲み続けることが大切です。 なお、今回の推定はあくまで血中での濃度データをもとにしているものであり、実際の実験結果などとは異なる可能性がある点はご注意ください。 カルボシステインの持続時間は4〜8時間程度と想定 カルボシステインは1日3回の使用を指示されることが多い薬ですが、 正しい用法で服用した場合は、ほぼ1日中効果が得られると考えられます。 添付文書を見ると、カルボシステインは血中での濃度が最も高くなってから、薬が代謝などされて濃度が半分になるまでにかかる時間(消失半減期)がおよそ1. 6時間となっています。 このデータから効果の持続時間の目安を推定すると、 飲んでから4~8時間程度は薬の効果が続くと想定でき、1日3回の使用では1日中効果が得られるということになります。 カルボシステインを処方されたときは、指示された通りに飲み忘れなくしっかりと使用することが重要と言えるでしょう。 カルボシステインの服用間隔は? カルボシステインの効果発現時間、効果持続時間が分かったところで、次に気になるのはどれくらいの間隔を空けて飲めばいいのか、ということではないでしょうか。 カルボシステインは1日3回服用する使い方が基本です。 その点からも 4〜6時間ほどは時間を空けるようにしてください。 また、添付文書の血中濃度から逆算しても、4時間後以降に服用することで安全かつ一定の薬の効果を保つことができると考えられます。 2時間以内など極端に短い時間に続けて服用すると、副作用などが出やすくなる危険性も考えれますので、必ず指示された用法に従いましょう。 カルボシステインが効果なし、効かないと思っても継続を ここまで、カルボシステインの効果が現れるまでの時間と持続時間を見てきましたが、カルボシステイン自体は 劇的に効果を実感できるような薬ではありません。 そのため、飲んでも効いている気がせず、効かないなら止めてしまっても構わないのでは、と考える方もいるのではないでしょうか。 しかし、カルボシステインは薬の効果を実感できるまでに比較的時間がかかることも多いため、処方された数日間は飲み続けることが重要となっています。 効果が実感できなくても、実際には体の中で効果が発揮されていると考えられるので、 医療機関から指示された通りに薬を飲み切ることを心がけましょう。

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