つぐみ 映画。 映画グロテスク(GROTESQUE)のあらすじとネタバレ・見どころを解説【画像あり】│縦の糸はホラー 横の糸はゾンビ

映画グロテスク(GROTESQUE)のあらすじとネタバレ・見どころを解説【画像あり】│縦の糸はホラー 横の糸はゾンビ

つぐみ 映画

概要 [ ] 雑誌『』1988年4月号~1989年3月号に連載された。 1989年3月20日、より刊行。 病弱な少女つぐみが、夏に帰省してきた従姉妹のまりあと町で遭遇した日の出来事を描く。 1989年に第2回を受賞した。 その後などに翻訳されて各国にも紹介されており、高い支持を得ている。 本書は1989年年間ベストセラーの総合1位を記録した。 初版の部数は30万部。 日本における時代初のを記録した単行本となった。 累計発行部数は単行本167万部。 挿画を担当した銅版画家のの名前も一躍高まった [ ]。 1996年1月のでは現代文の問題としても使われた。 は、背景のモデルを伊豆の土肥温泉と言っている。 あらすじ [ ] お化けのポスト 母の嫁ぎ先である山本屋旅館の離れにまりあは、母と二人で住んでいた。 中学二年の春、祖父が亡くなり、心の底から滅入っていたが、いとこのつぐみが祖父が書いた手紙(筆跡・書き出しが生前と同じ)を持ってくる。 しかし、手紙はつぐみが書いたものだった。 まりあは激怒するが、つぐみが謝ったことにびっくりする。 この出来事をきっかけにまりあとつぐみは、本当に仲良くなる。 春と山本家の姉妹 まりあが東京に移り住むことが決まり町で暮らす最後の頃、ポチの散歩をしに毎朝浜へ行っていた。 散歩へポチとつぐみもついてくる。 つぐみの姉の陽子ちゃんとケーキ屋のアルバイトをしていたまりあは、最後のバイト料をもらいに行き陽子ちゃんと一緒に帰ってくる。 まりあは、悲しいくらい懐かしくなるとき、浜で犬と遊ぶつぐみと自転車を引いて夜道を歩く陽子ちゃんの場面を思い出す。 人生 まりあと母と父とで三人で暮らし始めた。 街中で父を見かけ、父の長い生活を垣間見る。 海を恋しく感じていたまりあは、銀座の街で母と潮の匂いを感じる。 つぐみからの電話で旅館がたたまれることを知り、山本屋最後の夏に向かうことになった。 よそ者 町に帰ってきたまりあだが、ほんの少しよそ者の気分になる。 つぐみとポチの散歩に出かけた際に、犬をきっかけに最後の夏を共にする武内恭一と出会う。 夜のせい まりあは、小学校の高学年の頃にまりあ、つぐみ、陽子ちゃんが夢中になっていたTV番組が終わり、三人で散歩をした夜のことを思い出す。 夜につぐみに起こされ、物干し台に出ていると恭一と再会する。 恭一に対して、いつもと同じしゃべり方をするつぐみを指摘するが、「きっと、夜のせいだろう」とつぐみは言う。 告白 朝から降る雨の日、つぐみは寝込んでいる。 本屋に行ったまりあは恭一と会い、つぐみの見舞いに誘う。 つぐみと恭一が互いに持つ興味の集中を感じとる。 見舞いに来た恭一は、つぐみに「何かひとつ話をしてくれ」と言われ、子供の頃の「タオルの話」をする。 そして、つぐみは恭一に告白する。 父と泳ぐ 浜を歩く、つぐみと恭一は人目をひいていた。 父がバスで町にやってきた。 父が海で泳ぐ姿を遠い夢の一部のように感じ、翌日東京へ帰る父を想像し、帰るところがあることを実感する。 父がつぐみに運命の女神に語りかけるように、恋に関して語る。 翌日、父の見送りに行った帰り、別れをひとつも忘れたくないと、まりあは思う。 祭り 祭りをひかえたある日、まりあはつぐみと同様に熱を出して寝込んでいた。 祭りの夜までに二人の身体の調子は戻り、つぐみとまりあと恭一と陽子ちゃんの四人で出かけることになる。 窮屈な行列の中、つぐみと恭一の間を通って行った男を恭一は下駄で殴った。 その男は、ホテルの御曹司であり、地元一の美人であるつぐみと付き合っている、恭一を恨み暴行した内の一人だった。 その後、恭一の泊まっている宿に行き、四人は花火をほとんど無言のままで、見ていた。 怒り つぐみは、中学の頃に最高に仲が悪い女の子に皮肉なことを言われ、椅子でガラスを叩き割った。 止めに入ったまりあは、怒りで熱を発散しているつぐみに驚き、「生命を持ち、彼女の体内をめぐっていた」ことについて、いつまでも考えていた。 権五郎がさらわれた。 恭一、陽子ちゃん、まりあ、つぐみの四人で探し、つぐみが見つけ出した。 翌日、恭一は権五郎をさらった男のうちの一人を見つけ、むちゃくちゃに殴った。 しかし、権五郎は再び攫われてしまい四人で探すが見つけられなかった。 穴 恭一が船で帰る際、まりあとつぐみと陽子ちゃんは、港へ見送りに来ていた。 つぐみは別れ際、恭一の首に抱きついた後、船の方へ押し出し船がゆくのを見ていた。 つぐみは、権五郎とうりふたつの犬を借りてきて、まりあに権五郎を殺した奴の一人に見せて驚かせてきたと言う。 しかし、その後陽子ちゃんにつぐみが庭に穴を掘り、男を閉じ込めていたことを知らされる。 まりあは、体力の限界をとっくに超え自分の命を投げ出し、ひとりきりの思考で生きてきたつぐみに気付く。 面影 つぐみはすぐに入院してしまう。 つぐみが入院した翌日、恭一が帰ってきた。 まりあは、東京へ戻る前日、つぐみのお見舞いに行く。 そこでつぐみの死を感じてしまう。 そして、東京へ戻り、まりあの夏が終わりを向える。 つぐみからの手紙 東京に帰って暫く、まりあはぼんやりとしていた。 父が足の骨を折った日につぐみの容態の悪化の報せがあった。 まりあと母は翌日に看病に行くことにしたが、翌朝につぐみが持ち直したと連絡がきた。 数日後、つぐみから電話がかかってきた。 つぐみは、自分は死ぬはずだったこと、まりあへ手紙を書いたことを伝える。 以下、まりあへ宛てたつぐみの手紙が記載される。 登場人物 [ ] 白河まりあ(私) つぐみの1歳年上の従姉で物語の語り手。 大学生。 物語は全てまりあの一人称視点で描かれ、冒頭以外が全て過去の時系列として語られる。 幼い頃から頻繁につぐみの悪戯の被害を受けているが仲はよく、つぐみのことをよく理解している。 母とともにつぐみ宅である山本旅館に身を寄せていたが、父と先妻との離婚が成立したため、東京で親子3人で暮らすことになる。 山本つぐみ まりあの母の妹の娘。 物語は主につぐみが高校3年生の時期を中心に描かれる。 物語の中心人物だが、物語自体はまりあの視点で描かれるため、登場しない章もある。 生まれつき病弱で入院や自宅療養を繰り返してきた少女だが、甘やかされて育ったため、粗野でわがままで口が悪い。 一方で感受性の高さを見せる場面があったり、努力家で成績は上位と言う一面もある。 容姿端麗である上に外面がよく、身内と恭一以外には行儀良く振る舞うため、地元一の美人と人には言われる。 山本陽子(陽子ちゃん) つぐみの2歳上の姉で女子大生。 性格はつぐみと違い温和で、涙もろい。 ケーキ店でアルバイトしている。 武内恭一 新しく建設される大型リゾートホテルの経営者の息子。 飼い犬同士の喧嘩がきっかけでまりあ達と知り合いになる。 まりあと同い年だが、まりあが「老成した」と評するほどその言動は冷静で大人びている。 幼少期に大病を患った経緯があり、その頃の経験談につぐみは深く共感し、やがて恋仲となる。 まりあの母 まりあの父の愛人で、父と先妻との離婚が成立するまでの間、妹である政子おばさんの嫁ぎ先である山本屋旅館で働きながらまりあを育ててきた。 美しく気丈な女性。 まりあの父 先妻とは気が合わず、まりあの母を一途に愛し、山本旅館に通い続ける。 まりあが19歳の時についに離婚を成立させる。 長らく後妻や娘と同居せずに生活していたため、同居してからは熱心な家族サービスを行っていることがまりあによって語られている。 政子おばさん まりあの母の妹で、陽子ちゃんとつぐみの母親。 病弱で乱暴なつぐみに振り回されつつも必死に育ててきた。 正おじさん 政子おばさんの夫で、陽子ちゃんとつぐみの父親。 つぐみにあまり近寄らない。 ペンションを経営することが夢だったため、山本旅館をたたむことにする。 ポチ 秋田犬。 山本旅館のすぐ裏の田中さんの家で飼われている。 子犬の頃、つぐみにいじめられて思い切り手を噛んだことがあったためお互いに嫌いあっていたが、後に和解する。 権五郎 ポメラニアン。 恭一が飼っている犬。 恭一が泊まっている中浜屋の裏庭につながれている。 映画 [ ] つぐみ 監督 脚本 市川準 原作 『TUGUMI』 製作 出演者 音楽 主題歌 「おかしな午後」 撮影 編集 製作会社 配給 公開 1990年10月20日 上映時間 105分 製作国 言語 『 つぐみ』というタイトルで1990年に映画化された。 監督は。 生まれつき体が弱くわがままに育てられたつぐみと周囲の人々のひと夏の出来事が描かれている。 で撮影が行われた。 監督にとっては初めて東京以外を舞台とした作品である。 1990年第9位、読者選出第5位。 本作が主演映画2作目となったは、本作品で新人賞など各映画賞を総なめにした。 映画あらすじ [ ] 旅館を営む両親の娘のつぐみは、生まれつき体が弱くわがままに育てられてきた18歳の少女。 容姿端麗で外面は良く異性にも人気だが、素顔は粗暴かつ毒舌で、家では地を見せていつも家族を振り回していた。 つぐみの従姉妹であるまりあは幼少期からつぐみと共に、つぐみの両親が営む西伊豆の旅館に住み込んで暮らしていたが、大学進学と同時期に東京に住む父親が前妻との離婚を正式に成立させたため、春先から東京に引っ越すことになる。 しかし夏休みにつぐみから誘われたため再び西伊豆に渡り、つぐみとつぐみの姉の陽子と一緒になってひと夏を過ごすことになる。 その夏、つぐみは不良グループに絡まれたとき、割って入って助けてくれた青年恭一と恋仲になるも、この不良グループとのトラブルが新たなトラブルの火種を生むことになる。 キャスト [ ] 映画の公開を記念して作られた• つぐみ -• まりあ(つぐみの従姉妹) -• 陽子(つぐみの姉) -• 恭一 -• 正(つぐみの父) -• 政子(つぐみの母) -• まりあの父 -• まりあの母 -• 恭一の兄 -• ケーキ屋店長 -• 医師 -• 不良グループのリーダー - スタッフ [ ]• 監督・脚本 -• 製作 - 、、• プロデューサー - 、• 原作 - 『TUGUMI』• 撮影 -• 美術 -• 照明 -• 音楽 -• 主題歌 - 「おかしな午後」• 編集 -• スタイリスト -• 助監督 -• スチール -• 製作デスク -• 製作 - 、、ライトヴィジョン 受賞歴 [ ]• 第15回監督賞• 第45回監督賞• 第14回新人女優賞()• 第15回新人賞(牧瀬里穂)• 第3回新人賞(牧瀬里穂)• 第45回スポニチグランプリ新人賞(牧瀬里穂)• 第12回最優秀新人賞(牧瀬里穂)• 第33回新人賞(牧瀬里穂)• 第64回ベストテン新人女優賞(牧瀬里穂)• 優秀主演女優賞、新人俳優賞(牧瀬里穂) 映像ソフト [ ]• 『つぐみ』VHS・LD(1991年5月24日発売、松竹ホームビデオ SA-9122)• 『つぐみ』DVD(2008年12月23日発売、SHOCHIKU CO,LTD) 備考 [ ]• 2015年3月19日閲覧。 「こんなにイイマニュアルがあった! 」『ベストセラーの方程式』、1990年、144頁。 「『TUGUMI』一〇〇万部突破に百合の花束を」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、18-19頁。 「『TUGUMI』ベストセラー化で配られた大入袋」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、102-103頁。 初出は『』1989年7月号。 朝日新聞社 2013年12月16日. 2015年5月27日閲覧。 『』、1989年11月、351頁。 ぴあ株式会社『ぴあシネマクラブ邦画編1998-1999』、1998年、448頁。 外部リンク [ ]• - (英語)• - (英語)• ・ラッセル車 1983• ・モノボール 1985• ・私はコレで会社をやめました 1985• ・トイレのデオドライザー 1985• 焼肉のたれ 1986• ・ベガジャンクション 1986• ・ロンドン篇 1986• ・リード21 1986• 1986• 1986• ・ワンフィンガーツーフィンガー 1987• ・パッ缶 1987• 1987• ・ 1988• エバラ焼肉のたれ(シリーズ) 1988• ・インバータ 1988• ・通勤快足 1988• ・モンダミン 1989• ・ 1989• ・TEZET SV 1989• ・双子のおばあちゃん篇 1992• ソルマック・帰宅篇 1994• canチューハイ・スッタモンダがありました 1994• モノローグ佐藤さん篇 1994• (シリーズ) 1995• 素晴らしき母娘篇 1997• スナップキッズ・ピカキレ・父と娘篇 1997• ・おしり篇 1998• ナースステーション篇 1998• (シリーズ) 1999• トヨタ デュエット・バレリーナ篇 1999• トヨタ デュエット・ケータイ篇 2000• エリクシール・旅館篇 1999• サントリーオールド・タイムスリップバー篇 2000• ・赤ちゃんからの絆篇 2006• ・対話篇 2007• ・雨宿り篇 2007• 白岳しろ・時代劇篇、探偵篇 2009.

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つぐみ

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吉本ばなな『TUGUMI(つぐみ)』の登場人物 登場人物はそれほど多くない上、名前も特徴的なので、混乱することなく読み進められると思います。 白河まりあ(主人公) この物語の語り手の女子大生。 つぐみの1歳年上の従姉。 母の妹の嫁ぎ先である海沿いの山本旅館の離れに母と二人で住んでいたが、父とその妻の離婚が成立したのを機に、東京で親子3人で暮らす事に。 つぐみの気持ちが分かる、良き理解者。 山本つぐみ(ヒロイン) 山本旅館に嫁いだ、まりあの母の妹の娘。 タイトルの通り、この物語の中心人物。 生まれつき体が病弱で、入院などを繰り返してきた一方で、過保護に育てられてきたためとてもわがままで口が悪く、粗暴な態度をとる事もしばしば。 外面は良く、容姿端麗で頭も良いため、地元一の美人とすら言われる。 山本陽子(ヒロインの姉) つぐみの2歳上の姉。 女子大生。 性格はつぐみと違い温和で、涙もろい。 ケーキ店でアルバイトしている。 武内恭一(リゾートホテル御曹司) まりあと同い年の青年。 山本旅館から遠くない所に建設中の大型ホテルのオーナーの息子。 幼少期に大病を患った経緯があり、その頃の経験談につぐみは深く共感し、やがて恋仲となる。 権五郎の飼い主。 まりあの母 まりあの父の愛人。 妹の嫁ぎ先にまりあとともに身を寄せて暮らしている。 まりあの父 まりあの母を一途に愛し、山本旅館に通い続ける。 まりあが19歳の時に離婚を成立させ、まりあと母と3人で東京に住み始める。 政子おばさん まりあの母の妹。 山本屋旅館に嫁いだ。 陽子ちゃんとつぐみの母親。 正おじさん 山本屋旅館オーナーで、政子おばさんの夫(陽子ちゃんとつぐみの父)。 ペンション経営の夢をかなえるため、山本旅館をたたむことにする。 ポチ 山本旅館のすぐ裏の田中さんの家で飼われている犬。 権五郎 恭一が飼っている犬。 吉本ばなな『TUGUMI(つぐみ)』のかんたんなあらすじ(ネタバレ有り) まりあは、母の妹が嫁いだ、海沿いの山本屋旅館の離れに母と暮らしていた。 病弱ないとこ(母の妹の娘)のつぐみは、旅館の3階に住んでいた。 父が妻との離婚が成立した事で、まりあと母は東京に移り住む事に。 ある日、つぐみからの電話で旅館がたたまれることを知ったまりあは、旅館で最後の夏をすごす事に。 つぐみが「ただ者じゃなかった」と言う恭一との出会い、つぐみの告白、恭一の愛犬権五郎の誘拐。 最後の夏、さまざまな出来事が巻き起こる。 東京に帰ってしばらくして、つぐみの容態の悪化の報せが。 その数日後、つぐみから電話で、まりあへ手紙を書いたことを知らされる。 そこには、つぐみの率直な思いが記されていた。 吉本ばなな『TUGUMI(つぐみ)』の名言 つぐみには、人生への示唆に富んだ沢山の名言があります。 ここでは、その一部をかんたんに紹介。 「何かを得る時は、何かを失うように決まってるだろ」(春と山本家の姉妹 Kindle版位置No. 254) by つぐみ たびたび人をはっとさせるつぐみ。 そんなつぐみが、東京への引っ越しを控えて海から離れるのを寂しく思う主人公のあゆみに向かって言う言葉です。 今あるものを失う不安は、新しいものを手に入れる期待よりも大きくなりがち。 そうやって、いつまでも変われず、失ったものに執心していては、せっかくの新しいものの恩恵も、十分に活かす事ができません。 人生は常にトレードオフ。 本当に大事なものはなにかを考えて、新たな幸せを抱きしめる心の準備をしたいですね。 「もし、みんなの心がかみ合わなくなって、そんな時がきても、そういう時のためにこそ、楽しい思い出はたくさんあった方がいいんだよ」(人生 位置No. 416) by まりあの父 家族サービスを欠かさない父につぐみが「オーバーヒートしないでね」と声をかけた後の会話で、父が述べた言葉です。 絆って、楽しい思い出の総和でできている気がしますよね。 「そんなことばかり言ってると、何かが足りたい……って言いながら棺桶に入ることになるわよ」(人生 位置No. 467) by まりあの母 山本屋旅館で働く母の生活を「幸せと言えるだろうか」と話す父に返した母の言葉です。 人生、完全に満たされる事なんてありませんよね。 目の前にある幸せに気付き、素直に受け止められるかどうか。 幸福を決めるのって、心の在り方。 吉本ばなな『TUGUMI(つぐみ)』映画のロケ地 小説では『TUGUMI』でしたが、映画では『つぐみ』というタイトルで公開されました。 ロケは、吉本ばななさんが小説の舞台としてイメージしていた 西伊豆・松崎町で行われました。 ばななさんは本作のあとがきにて 「10年以上、同じ場所、同じ宿に通っている」 と語っていて、今回の作品は自分や家族の記憶をとどめておくために書いたものでもあるという事です。 吉本ばなな『TUGUMI(つぐみ)』の評価 7点(10点満点中) 吉本ばなな『TUGUMI(つぐみ)』の書評・感想 ここでは、僕の個人的な感想を記したいと思います。 前述の通り、僕は本作が初めて読了した吉本ばななさんの著書です。 清涼感と幻想感が両立した世界観と目に浮かぶ情景描写 吉本ばななさんの小説を読んでまっさきに感じたのが、 清涼感と幻想感が両立した世界観と目に浮かぶ情景描写のすばらしさです。 本作では、一見島国日本のどこにでもありそうな海沿いの旅館を舞台に物語は展開していきます。 物語の中の場所ですから、そこへは行った事が無いのにもかかわらず、どこか既視感や懐かしさを感じさせる。 読者に容易にイメージをさせるその描写力は、著者自身の感受性の高さが垣間見えます。 そこに登場する、どこか現実離れしたつぐみ。 「欠落した(失った)家族(友人・恋人)と現実離れした人物(家族構成)」という構成は、代表作『 』や『 』をはじめ、ばななさんの作品の多くで用いられています。 この構成が、ほど良いファンタジー性を生み出していて、そのバランス感覚の秀逸さが、多くの読者から愛されている一因だと思います。 また、 魅力的な登場人物も読者を楽しませてくれます。 まあ、だいたい美男美女というのもあるのですが(笑)、その言動からも、異性を惹きつける魅力があふれているんですよね。 読者が登場人物に恋してしまいそうになるのは、ばななさんが少女漫画をたくさん読んでいた人だからでしょうか。 (『 』のあとがきで、「少女漫画を読んでいろいろ勉強した」との記述があります) どこか気持ちがきゅん(しゅっ)とするハッピーエンドである 吉本ばななさんは、人生についてネガティブ思考というか、否定的なのだそうです。 (『 』巻末の解説より) 小説位は「絶対ハッピーエンドを書くと決めている」というばななさんの小説は、どこか安心して読み進む事ができます。 作品全体を包む「優しさ」のようなものは、こうしたばななさんの気持ちが表出したもののように思います。 吉本ばなな『TUGUMI(つぐみ)』が好きな人におすすめの作家と本 ばななさんの本はもちろんですが、あえて他の作家の本をおすすめしておきます。 ぜひ読んでみてください。 武者小路実篤 白樺派の思想代名詞的存在の武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)。 理想主義的な言動で知られる彼の作品は、やはり人間の美しさを感じられる作品となっています。 吉本ばななさんの本と似ているのは、 清涼な読後感。 きっと好きになると思います。 僕のおすすめは以下の3冊です。

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解説 生まれつき体が弱いわがままな少女つぐみと彼女を囲む人々とのひと夏の出来事を描く。 吉本ばなな原作『TUGUMI』の映画化で、脚本・監督は「ノーライフキング」の市川準。 撮影は「バカヤロー! 私、怒ってます」の川上皓市がそれぞれ担当。 1990年製作/105分/日本 配給:松竹 ストーリー 生まれつき身体が弱く、甘やかされて育ったつぐみはわがままな18才の少女。 いつも死の恐怖と背中会わせの日常を送っているせいか、従姉妹のまりあはそんなつぐみに心を引きつけられていた。 東京で大学生活を送るまりあは、つぐみとその姉の陽子に招かれ、高校まで過ごした西伊豆へ渡る。 なつかしい思い出さながらに穏やかな日々を送る彼女らの前に、恭一という青年があらわれる。 運命の出会いのように巡り会ったつぐみと恭一は自然に惹かれ合うが、つぐみに横恋慕する不良少年たちは、恭一に暴行を加え、さらにつぐみの愛犬を殺してしまう。 不良達に復讐を考えるつぐみはすべての力を振り絞って大きな落とし穴を掘った。 しかしそれによってつぐみは倒れてしまう。 こうして夏も終わり、東京に戻ったまりあの元に、つぐみから遺書めいた手紙が届く。 つぐみのことを心配するまりあ、そんな彼女のバイト先に電話が掛かってきた。 不安そうに電話に出るまりあに受話器の向こうから「よう、ブス!」とつぐみが明るく語りかけてくるのだった。

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