麻衣の虫ぐらし。 怖くはないけど、苦手な方は要注意?日常系の虫漫画3選

【漫画】麻衣の虫ぐらし。雨がっぱ少女群の美麗な絵で紡がれる虫と美少女たちの物語。待望の2巻が発売。感想とレビュー。

麻衣の虫ぐらし

昆虫を題材に農業を描いている百合漫画 農業と虫は切っても切れない関係で、栄養を奪う虫もおれば、テントウムシのようにアブラムシを食べてくれる益虫も存在する。 本作は読み進めて数ページ目で「テントウムシの羽を接着剤で固めて飛べなくしてるんです」と、天使のような笑顔で語る少女・菜々子の言葉に度肝を抜かれるわけだが、逃げないようにする措置だと申し訳なさそうに語っている。 調べてみるとグルーガンで羽を止める技術は2ヶ月限定で、その後はまた飛べるようになり、繁殖にも影響はないんだとか。 予想を良い意味で裏切ってくれる漫画 正直、この作品を読む前は昆虫採集が趣味の少女とかそういう話だと思っていた。 しかし実際に読んでみると、 病気で余命宣告を受けた祖父の代わりに畑を守ろうとする清水菜々子と、 入社1年目でリストラされて就活中の桜乃麻衣という、 登場人物が重い事情を抱えている物語であった。 麻衣の虫ぐらしというタイトルにあるとおり、主人公は麻衣のほうで、彼女はステージで披露するような歌声、そして ファンクラブが存在するという別の顔がある。 虫の保護活動をしている『姫を守る会』に所属していて、実家が老舗旅館で町長の娘という、もう一人の主要な登場人物である須藤来夏は、麻衣のギャップについて変態だと表現していた。 農業・昆虫だけでなく、百合という要素まであわせもっていて、麻衣を溺愛している菜々は「思い余って来夏さんの目をフォークであれしてしまうところでした」というダークな一面を見せているのだ。 麻衣の虫ぐらしを読んだ感想 キャラクターの掛け合いも面白いが「畑を荒らす悪い子に逃げ場なんてあげませんよ」という虫を嫌う菜々の表情に注目してもらいたい。 そして最後に泣ける話であるということをもう一度伝えておく。 祖父の「失敗してもいいんだ……」という言葉には胸を打たれ、読む前と後で大きく評価が変わる作品だと感じた。

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「麻衣の虫ぐらし」全2巻―美女が体験する農業+虫の世界+ガチ百合

麻衣の虫ぐらし

【麻衣の虫ぐらし】ってどんな漫画? 麻衣と菜々のほんわか農場ライフ。 からの菜々のおじいちゃんを交えたヒューマンストーリー。 からの菜々と麻衣の百合ストーリー。 そして番外編では急なファンタジー展開。 【麻衣の虫ぐらし】の4つの魅力 麻衣と菜々のほんわか農場ライフ 入社1年目でリストラされた麻衣。 菜々の農場で手伝いをして野菜をもらいながら生きながらえている。 そんな菜々のことを天使と表現する麻衣。 感謝された菜々は麻衣に対して異常にてれる。 序盤は虫の解説がありコメディ要素強し。 来夏や小倉が登場してからは三角関係になるのかと思いきや、そんなことはなかった。 出典:雨がっぱ少女群 麻衣の虫ぐらし 1巻 竹書房 菜々と麻衣の百合ストーリー おじいちゃんが亡くなって気落ちする菜々。 一人で気持ちを整理する期間が必要だと思って距離をおく麻衣。 2週間後。 農場に様子を見に行く麻衣。 菜々の姿はなく農場が荒れていた。 おじいちゃんの部屋も葬式の日のまま。 嫌な予感がした麻衣は菜々を探しに行く。 菜々はかつておじいちゃんと登った山に来ていた。 おじいちゃんが入院した日のこと、畑を一人で任されてミスをしたこと、麻衣に初めて会った日のこと。 菜々が心から大好きなものは麻衣だった。 番外編の急なファンタジー展開 番外編は来夏と美津羽の話。 本編でもそこそこ謎のキャラだった美津羽に焦点を当てる。 明かされる美津羽の過去と来夏の関係。 本編で前フリはあったけどまさかのファンタジー展開にはびっくりした。 来夏も美津羽もずっと一緒。 おじさん編集長〆の一言 当ブログにお越し頂きありがとうございます。 5300冊以上の漫画を読んできた、おじさん編集長と申します。 ドラゴンボール・ジョジョ・幽遊白書・スラムダンク等のジャンプ漫画。 ドッジ弾平・サイポリス・バーコードファイター・レッツ&ゴー等のコロコロ漫画。 H2・メジャー・俺フィー・烈火の炎・GS美神・ガンバ! Fly high・ファンタジスタ等のサンデー漫画。 主に90年代の作品が大好きです。 2019年6月にブログ開始しました。 『人生の糧』をテーマに現在毎日更新中。 あなたの心に残る漫画作品を一つでも多く紹介できたらと思います。 面白い漫画があったら紹介してくれると喜びます。 よろしければフォローしてください。 どうぞ宜しくお願い致します。

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麻衣の虫ぐらし【分冊版】29

麻衣の虫ぐらし

『麻衣の虫ぐらし』 作者の雨がっぱ少女群先生は昔コミックLOで執筆していましたが突然引退を表明。 せっかく復帰させていただいたのに、申し訳ありません。 8月に某誌でホラーを1本描かせていただくのを最後に、雨がっぱ少女群を終わりにしようと思います。 今まで応援してくださった読者の皆様、編集部の皆様、LOの先生方、こんな至らない人間に付き合ってくださって、本当にありがとうございました。 一旦漫画家を辞することになりますが、精進は続けていこうと思いますので、いつかどこかでプロに復帰できたらなと思います。 それがLOであればな・・・と、思っています。 さようなら。 () どういう経緯があったのかは分かりませんが、こうしてプロとして復帰されたのは実にめでたい。 で、この『麻衣の虫ぐらし』めがっさ良かったです。 全2巻できれいにまとまってる。 虫をテーマにした田舎暮らし episode01「ナミテントウ」 主人公の桜乃麻衣は20歳で入社1年目でリストラされたプー。 友人の清水菜々子がやっている無農薬農園のお手伝いをしています。 土・日の夜はレストランのシンガーのバイトもしてます。 基本的には麻衣と菜々子、そして老舗旅館の娘・須藤来夏の3人による虫をテーマにした1話完結の日常 キャキャウフフです。 テーマである虫のうんちくといい、一緒に語られる田舎暮らし&農業&自然保護などもかなり掘り下げられています。 読んでて勉強になります。 特にエピソードと絡めた虫語りが面白い。 無農薬農業におけるてんとう虫などの益虫の有用性から、雑学としてのあれこれ、生体などを話と合わせて上手く日常に落とし込んだり。 ピックアップされる虫について「なるほどなぁー」とか「こうやって話に絡ませるか」と感心しきり。 何度も読み返す楽しみ episode03「クロナガアリ」 3話で来夏が初登場したアリ話。 働き者のアリは冬に巣に籠るから、クロナガアリは逆に秋にかけて働くなんてトリビアを交えつてました。 ついでに無色の麻衣を小バカにしてるってのが第一印象でした(来夏もお嬢様で無職)。 2巻20話では「働き蟻の法則」で来夏のアリの例えというのが「私は仕事をしない2割の側である」と。 実は働きたいという描写が見て取れました。 で、 働かない2割のアリは不測の事態で突然働きだすそうで、実は立派な予備勢力という話でした。 それを踏まえて3話を読み返すとまた来夏の印象が変わりますな。 あとで戻って読み返すと意味深的なのが多いのも面白いところ。 特にストーリー展開は何気ない日常の積み重ねでしたが、実は伏線だらけで後で「こういうことだったか」と気づき痺れる。 きちっとした設定が最初からあったことが伺えます。 なかなかのストーリーテラーや! 女の子がめがっさ可愛い ぐうかわ ふつくしい…。 麻衣と菜々子と来夏のメイン3人がとにかく可愛い。 本編の田舎風景や畑の中に生えるヒロインズには何度も目を奪われてじっくり鑑賞してしまいます。 背景とマッチしててカチンとハマっている1枚絵のような美しさがありました。 特に扉絵的なカットは控えめに言って最高。 何気ない仕草のヒロインの生活描写が多いんですが、どれも見惚れてしまうレベル。 視覚的にもインパクト抜群です。 なんか古臭い田舎臭い背景がとこれほど美少女に溶け込んでマッチするもんだと感心しきり。 あと着てる服装のギャップによる「可愛い力(ぢから)」もなかなかどうしてよ。 服装も刺さる 可愛らしいオシャレな服装というのはほとんどありません。 基本的に農作業しているので、農業に適したオバちゃんが着てるような服とか二重線の入ったジャージとか 山下清スタイルがデフォです。 これがダサい…かといえばそんなことなく、イモい服装なのに可愛い。 ペロペロできる。 可愛らしい服装でなくても可愛らしい…このギャップはすごい。 田舎背景で白いワンピースを着た麦わら帽子少女が究極ならば、田舎背景で山下清スタイルの少女は至高である。 そ・し・て! 絶妙な あざとさも外せません。 入浴シーンだったりパンチラだったりがけっこうな頻度で拝めるのですけど、それがすごく自然なのんですよね。 こう、いかにもな「わざとらしさ」が無いと言いますか。 日常を過ごせばお風呂に入るしパンチラもするよね…って 自然のあざとさがあります。 グッとくる episode07「ヤマトシミ」 『麻衣の虫ぐらし』の見どころは、女の子可愛い、設定がきちんとしてる、虫のうんちく、田舎暮らし…など数多くありますが、個人的に一番刺さったのはシナリオ展開でしょう。 表のテーマが「農業と虫」なら 裏テーマは「生死感」と「家族」といったところか。 なんだよこれ…(震え)。 1話完結の女の子可愛いキャキャウフフの田舎ライフ漫画と思ってあなどるなかれ。 涙腺にクリティカルヒットさせるストーリーの妙でもっていかれる。 グッときます。 随所に昔話を挟んで、これがまた染みるんだわぁ。 そして2巻はそこからの再生の話なのですがこちらもハラハラドキドキしつつ心温まるとても良い話だった。 読了後に「いい話だったなー」「ええもん読んだなー」と確かな満足を得られました。 濁ったハートが浄化されるかのようでしたわ。 ラストは鮮やかな感動を呼ぶ。 1話と最終話 上手いなぁと思ったのはてんとう虫の話ですね。 1話がてんとう虫にはじまり、最終話もてんとう虫で締めたのですが、「テントウムシが体にとまるのは幸運の兆し」ってうんちくがいい意味で効いてた。 多幸感で胸がいっぱいス。 濃厚な百合でもある 最高か… 控えめに言って最高だった…。 尊すぎる。 『麻衣の虫ぐらし』で個人的に心の琴線を鷲掴みにされたのは 歴史的な百合漫画でもあったことでしょう。 初期から菜々子が麻衣を大好きってのは一目瞭然でした。 でも、それはあくまでもコメディ調でギャグとしてのほんわかソフト百合という要素でした。 スパイス程度でした。 それが2巻からの凄まじいシリアスっぷり。 ガチです。 マジです。 それでいて納得できる 濃厚な百合百合展開はマジ最高だったぞい。 「虫」をテーマに雌同士でも…という例えがまた刺さるんです。 性別を超えてお互いが惹かれ合うことを丁寧に描かれてます。 むっふー!大満足。 虫や農業や自然のうんちく。 女の子の可愛さ。 グッとくるストーリー。 絶妙なあざとい描写。 超最高の百合展開。 読了後の幸福っぷり。 すべてが最高すぎた。 とても面白かったです。 お勧めです。

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