左手 小指 しびれ 脳 梗塞。 左手のしびれの原因はなに?病気の可能性を紹介!小指や人差し指などの部位ごとに原因が変わる?

指のしびれ:医師が考える原因と受診の目安|症状辞典

左手 小指 しびれ 脳 梗塞

この記事の目次• 小指のしびれはどこから来るのか しびれは大きく分けて二種類あるといわれ、中枢性と末梢性に分類されます。 中枢性は緊急に対応しなくてはなりませんが、末梢性も慢性化すると辛いので早期発見が大切です。 それぞれのしびれの症状の特徴や違いについて紹介します。 中枢性のしびれ 脳や脊髄そのものに問題があってしびれが発生するケースです。 脳出血と脳梗塞がこれにあたります。 しびれがあってから突然、倒れるわけではありません。 脳の血管に異常が起きる前触れとして、小指にしびれが発生するものです。 言い換えれば、この時点で受診すれば大事に至らないわけです。 肘を曲げて自分で腕枕をして寝入ってしまったなど、長時間の圧迫もしていないのに妙に小指がしびれる、という時は要注意です。 症状の事例 65歳、男性は電話を戻そうとして、ふっと小指の支えがきかずに受話器を落としてしまったそうです。 驚いたことに、その方は救急車を呼んで検査を求めました。 すると本当に脳梗塞の初期だったらしく服薬して完治され、一切、後遺症はありません。 スピードが命です。 発症して2時間以内に治療すれば、脳内出血も脳梗塞も場所さえ悪くなければ後遺症なく完知できます。 ただ、完治できるのはあくまでも発症部位だけです。 脳出血も脳梗塞も、血管や血液に問題があります。 1か所だけに問題があるとは考えられません。 心臓で梗塞が発生すれば心筋梗塞になるのです。 逆に1か所でも脳出血や脳梗塞があれば他の場所でも発生すると考えて備える方が安心です。 小指だけとは限りませんが、しびれを感じた方が高血圧であったり高脂血症であったり、いわゆる脳出血や脳梗塞を引き起こす症状を持っていたら迷うことなく受診しましょう。 中枢の部位は脳と脊髄です。 髄核がずれてできる頸椎椎間板ヘルニアもしびれになりますが、それは後に詳しくご説明いたしましょう。 末梢性のしびれ 脳や脊髄に端を発して全身くまなく広がっているのが末梢性です。 だいたいは患部の近くにしびれの原因があるものですが、小指については広範囲に観察しなくてはなりません。 太い血管から細い血管、そして小指のある毛細血管までいくつか関節があります。 腕なら橈骨側、尺骨側で分かれますが、小指は尺骨側の神経支配です。 尺骨のある肘、手首、このどこかが狭くなったり圧迫を長時間受けていても、しびれは発生します。 患部に直接、関係ないと思われる肘関節が原因であったり、一つだけでなく他に複数の症状があっても小指にしびれとして自覚症状が出ます。 これをダブルクラッシュシンドロームといって小指の症状において特徴といえます。 これが自分で症状を特定するのが難しい理由です。 血行不良や神経の圧迫からしびれが発生している 神経障害や血行不良が小指の管轄において発生すると、小指にしびれが出ます。 どういう形で神経が障害を受け、血行が妨げられるのかを知っておく必要があります。 どちらも物理的な障害が原因です。 完治する過程で太くなってしまった過去の骨折部位、身体の部分的な慢性疲労によって変形してしまった関節、血行不良でカチカチになってしまった筋肉、これらは全て血行を妨げます。 圧迫する圧力が高かったり、圧迫時間が長かったりすると、しびれになります。 普通の生活の中でも血行不良は起こります。 テニス、バドミントンなどのスポーツは肘を酷使し、尺骨神経に筋疲労というストレスを加えて小指にしびれが出ます。 内科的慢性疾患が引き金になることもあります。 糖尿病の方は血管性のしびれを発症させますので注意が必要です。 小指にしびれを感じた糖尿病患者の方は、悪化の兆候ととらえて受診されたほうが安心です。 小指がしびれる5つの原因 小指がしびれる症状が発生してしまう5つの大きな原因について紹介します。 殆どの場合がこれらの原因が関係して小指のしびれが発生する様になっています。 当てはまる原因があるかどうかを確認してみてください。 外傷によって発生している 腕をぶつけた、怪我をした、ころんだなどの怪我を元に、肘や腕などにはしている神経が圧迫や損傷を受けてしびれに繋がってる問題になります。 肘や手首の怪我をした場合に発生しやすいでしょう。 冷え症である 四肢の冷えによってしびれの症状が発生している場合があります。 冷えが発生する原因はホルモンのバランスの乱れや筋肉の凝りなどから血行が悪くなることで発生しています。 これと同様、しびれの症状も血行不良によって発生するので、この二つの症状はあわせて発生する可能性が非常に高くなっています。 ストレス ストレスによって自律神経が大きく乱れることで神経系に以上が発生し、しびれなどの症状が発生するようにないります。 しびれだけで無く、感覚の麻痺や呼吸機能が低下し、呼吸が浅くなるなどのトラブルもあわせて発生するでしょう。 過労・酷使 指や腕を酷使しすぎることで手のしびれが強く発生する事があります。 腱や神経が摩擦や圧迫などで疲弊してしびれや痛みなどを発生します。 同じ動作を繰り返したり、伸び縮みを繰り返す動作をしている仕事などをしている場合は特に影響を受けやすい問題になります。 病気 病気の初期症状として腕や小指などに強くしびれや感覚の麻痺などを感じるようになることがあります。 神経障害や心臓疾患、その他の内臓疾患などが影響することでも手のむくみ、腫れ、しびれと言った症状が発生する事があります。 小指のしびれが発症する病気について 小指のしびれには様々な原因が関係していることがご理解いただけたと思います。 小指は身体の末端であるために沢山の部位からの影響をうけやすいのです。 小指のしびれが発生した時に考えられるたくさんある病気中で代表的なものをまとめました。 以下の病気や症状が関係している可能性がありますので、しびれの他に発生する症状などを参考に、自分に発生している病気について明らかにしていきましょう。 sd 心筋梗塞 中枢性なら脳梗塞で説明できますが、心筋は末梢性です。 しかし、あえてこの病名をここに挙げました。 それは左手の小指に症状が出やすいからです。 心筋梗塞は突然、発症するというよりは前駆症状があります。 心筋梗塞になる前に狭心症の発作を起こす方が多いのです。 狭心症の発作で一番、特徴的なのは 胸痛です。 左の小指、左肩の痛み、背中の痛み、吐き気・むかつき、冷や汗・息切れ、歯の傷みなどが自覚症状として現れます。 もともと、不整脈があったり、高血圧、高脂血症などの所見があり、喫煙の習慣があれば発症リスクは格段に高くなります。 引き金は季節の変わり目であったり、転居・転職などの環境の変化、更年期や身内の離別などストレスが大きな要因になります。 ここでお伝えしたいのは、心臓にトラブルを持っている方が、環境なり心因性なりのストレスにさらされた時、左手の小指にしびれ他諸症状が出たなら即、専門医に受診しましょうということです。 心筋梗塞については、を参考にしてください。 第8頸髄神経根障害 第7頚骨と第一胸骨の間に第8頸髄があります。 この第8頸髄が何らかの圧迫を受けると小指、薬指から前腕にかけてしびれが発生します。 一般的には片側の症状になります。 もし両手の小指にしびれが発生すれば、脊髄病変ですので精密検査が必要です。 (第8頸椎・椎間板ヘルニア) 頸椎の椎間板のはみ出た部分が第8頸椎の神経根を圧迫し、支配域である小指にしびれを出します。 レントゲン検査だけでは特定しにくいのですがCTスキャンやMRI検査ではっきり診断できます。 (頸椎の変形)頸骨の変形部が第8頸椎を圧迫すると、小指にしびれが出ます。 この場合の変形の仕方は「棘」と呼ばれるもので神経根を刺激します。 変形する原因は老化、外傷、後遺症などですがリウマチの可能性もあります。 リウマチについては血液検査でRA抗体を調べれば判明します。 (脊柱管狭窄症) 背骨の中の通り道が狭くなって、知覚障害が生じて小指にしびれを出すというものです。 狭くする物質は椎間板ヘルニアや骨の変形、老化による靱帯の肥厚などとされています。 (頸コリ) いわゆるコリが固く、深い位置にある場合、第8頸椎の神経根に当たる方もいらっしゃると思います。 最近ではコリに注射をしたりする方もいらっしゃいますが、これはあくまでも血行不良です。 温め、ほぐして血行を改善させましょう。 いきなり第8頸椎を攻めるようなことはせずに、コリ周辺からほぐしてからコリの中心に触れましょう。 寒い時ならホットパットでも有効です。 決して冷湿布は貼らないでください。 ひんやりすると一時的に知覚神経が鈍るだけで筋肉はますます硬くなってしまいます。 (腫瘍その他) 調べてみると第8頸椎神経根に腫瘍があって、それが圧迫して小指にしびれを出させたケースもあります。 ガングリオンという脂肪腫、過去に出血した痕が固まってしまった血腫、などが神経根圧迫の原因になることもあります。 尺骨神経の圧迫 これは小指と薬指だけに限った症状で前腕部には出ません。 肘から下は人体の中でも最も酷使する場所ですから様々なトラブルが発生します。 代表的な症状のみ、ここに挙げます。 (肘部管症候群) 慢性的な圧迫や酷使によって神経が簡単に麻痺などを引き起こしてしまうトラブルがになります。 これは整形外科でレントゲンかエコー検査をしてもらえれば、すぐに分かります。 自分でできる検査法もあります。 自分の肘を軽く曲げて、肘の骨の溝を走っている尺骨神経をたたいてみてください。 小指側に電気が走ったような刺激があれば、肘周りにトラブルがあります。 肘の骨の変形が原因で肘管部が狭くなり、小指への神経部が細く、弱くなってしまうからです。 これには過去の肘部骨折による患部の圧迫、大工や工場勤務など職業的な動きからくる慢性疲労、それによって生じた骨の変形、それによる圧迫でしびれが発生します。 この症状でしびれが発生するのは、小指と薬指の2本の指になります。 このしびれの影響で手全体に力が入りにくくなる問題も発生します。 小指のしびれは手首や、掌などの酷使が原因だと考えがちですが、実はそうではなくて尺骨神経という二の腕の上腕骨に沿って走っている神経が骨からの圧迫によって発生させているしびれなのです。 肘部管の筋肉や靭帯が尺骨神経を圧迫してしまうことが原因なので、これを切ってあげることで圧迫が解消されてしびれがなくなります。 日帰りでも行える手術で治療をすることが出来ます。 (ギヨン管症候群) これは手首の手骨根が尺骨神経を圧迫してしびれを出してしまう症状です。 掌の小指側の筋肉が薄く、平べったくなっていたり、力は入りにくくなっていたりします。 糖尿病 病的に血液中の血糖値が上昇してしまう事で、神経障害や意識障害、むくみ、体重の増減などの症状を併発させます。 食事内容が変化してきたことで増加している現代病でもあります。 排尿でのトラブルなども発生するので、手足の小指のしびれやむくみの症状と同時にその他の関連する症状が発生した場合には、この病気の可能性も考えられます。 初期症状の可能性もありますので、一度検査をしてみることをおすすめします。 しびれの対処方法 手術をして神経根の圧迫を除去するのが一番いいのかもしれません。 ここでは保存療法として在宅で生活の中で取り組める工夫をご紹介します。 中枢性が原因と思われるしびれについては受診をお勧めします。 安静第一 ここでは、あくまでも末梢性のしびれについての提案です。 この安静、には動かさないだけでなく、負荷をかけないことも意味します。 つまり、横になって重力さえもかけないようにする、あるいは患部を固定してブラブラさせないことです。 と、いっても血行を良くすることが解決方法の一つでもあるので寝たっきりになるのは好ましくありません。 冷やさない工夫は大切です。 無理して炎症を起こしてしまうと別ですが、炎症反応がないのであれば、患部を温めながら安静に努めましょう。 鎮痛剤はついつい量が多くなってしまいますので、医師から処方されたものを服用してください。 温める 入浴や患部を温めることで、しびれの症状が和らいでいる事を実感していませんか? 神経や血管の圧迫によってしびれや痛みの症状が強くなってしまう事が多いので、温める事で症状が良くなります。 しかし、炎症している場合には痛みや炎症は増してしまいますので、そこは注意しなくてはいけません。 肘や手首などの部位が熱を持っている場合には炎症が発生している事が考えられますので、この場合には逆に冷やして対応してみてください。 ストレッチ ここでのストレッチは患部に直接は行いません。 いずれできるようになるでしょうが、過度の安静で全身の血行不良と機能低下を防ぐことが目的です。 できれば自力ではなくて、病院などで他力でストレッチさせてもらった方が一定の方向に力を加えることができて効果的です。 しびれや痛みが軽くなってきたら、痛みやしびれのない角度から自力で少しづつトライしてみましょう。 しびれが発生した場合何科を受診する? 小指のしびれだけが発生した時には何科を受診すれば良いのでしょうか? 併発している症状などの状況にもよりますが、神経のしびれなどの場合には、整形外科を受信しましょう。 もしその他の病気の可能性が考えられる場合は、循環器内科、精神科、心療内科、循環器内科、形成外科などを受信してみましょう。 特に顕著に指の小指のしびれが発生する肘部管症候群の症状の場合には、整形外科が最も専門的に扱っている分野になりますので、整形外科を受信しておけば間違いないでしょう。

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左手がしびれる5つの原因と絶対に気をつけるべき4つの病気

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ジリジリジリ……ジンジンジン………。 その手(手のひら)のしびれはいつからですか? どの部分がしびれますか? 実は、日常生活の中で、手のしびれを経験することは頭痛や腹痛などに比べると少ないものです。 頭痛や腹痛などは、結構経験しているため、自分自身で重症感がわかるものです。 しかし、 初めて経験する急性的な手のしびれは不安感を増大させ、より症状を強く感じてしまいます。 もちろん慢性的にしびれを感じていて受診される方もいらっしゃいます。 このときに 何科を受診するかはとても重要です。 多くの方が整形外科を受診するケースが多いのですが、これは十分ではありません。 仮に整形外科で異常がなくても、 整形外科の範疇外に原因があることもあるのです。 では手がしびれた場合は何科を受診すればいいのでしょうか? また救急車を呼ぶべきか、とりあえず慌てずに受診を検討するかの判断をなんとなくつかむ知識はあるのでしょうか? 今回の記事では、神経内科の専門医として多くの手のしびれ患者さんを診ている長谷川嘉哉が、正しい対処方法をご紹介します。 1.しびれは発症の仕方と左右部位が重要とは 神経内科の外来では、患者さんが「手のしびれ」を訴えた場合、症状によって対応に大きな差があります。 緊急で入院となる場合もあれば、何もしないで様子観察になる場合まで様々だからです。 実は専門医は、患者さんの症状を聞くだけで、緊急性の有無については分かるものなのです。 1-1.発症の仕方に注意 しびれが突然起こったか、徐々に起こったかで緊急性の有無が想像できます。 例えば、「先生、 今朝起きたときから急に手がしびれます」と言われた場合は、医師としては 緊急性のある疾患を疑います。 逆に「いつからかははっきりしませんが、徐々に手がしびれてきています」と言われた場合は、緊急性は極めて低くなります。 1-2.しびれの左右差が重要 しびれが片側だけで起こったのか、両側で起こったのかで緊急性の有無が想像できます。 例えば、「先生、左手がしびれます」と言われた場合は、医師としては緊急性のある疾患を疑います。 逆に「両手がしびれます」と言われた場合は、緊急性は極めて低くなります。 1-3.しびれの部位が重要 しびれが、親指側と小指側が同様にしびれるのか、親指と小指でしびれが違うのかでも緊急性の有無が想像できます。 例えば、「 先生、親指側と小指側が同じようにしびれます」と言われた場合は、医師としては 緊急性のある疾患を疑います。 逆に「手の指の中指から小指がしびれます」と言われた場合は、緊急性は極めて低くなります。 2.緊急受診が必要なしびれとは 緊急受診が必要なしびれは「1章の3つの条件がそろったとき」となります。 つまり、 突然、片側の手で、親指と小指で差のないしびれを訴えた患者さんは脳血管障害を疑います。 しびれで 緊急受診が必要な疾患は脳出血もしくは脳梗塞による脳血管障害だけといえます。 緊急で頭部CTを撮影します。 しかし、仮に頭部CTで異常がなくても、 脳梗塞であれば発症から6時間以内であれば異常が見られません。 さらに頭部のMRIまでが必要となります。 結果、病変が見つかれば入院加療となります。 CT画像に映し出された脳出血 3.様子観察でよいしびれとは しびれを自覚したら、3つのポイントを確認しましょう。 しびれは、突然起こった?• しびれは、片側に限定されている?• しびれは、親指側と小指側で違いがない? 以上の、3つが全部そろわない限りは、まずは命にかかわるような疾患ではありません。 いったん落ちつきましょう。 4.手がしびれる理由は 手がしびれる理由をご紹介します。 人間の神経の走行は、大脳から始まり、脊髄を通り、脊髄から末梢神経が筋肉を支配します。 つまり、しびれは 「大脳・脊髄・末梢神経」のいずれかにできた病変が原因となるのです。 4-1.大脳が原因のしびれ 大脳で梗塞や出血が起こるとしびれを感じます。 いわゆる2章で紹介した 緊急性のあるしびれです。 特徴は、突然発症すること、病変は片側であることです。 しびれの程度も「 親指側と小指側で差がない」点が特徴です。 「麻痺」「ろれつが回らない」などの症状が合併する事もあります。 その場合、 迷わず救急車を呼んでください。 4-2.脊髄が原因のしびれ 脊髄の変形により頚髄が圧迫されることでおこるしびれです。 発症の特徴は、徐々に慢性的に発症します。 片側であることも、両側であることのどちらもあります。 特徴は、しびれが指の、親指から中指を中心とするか、中指から小指を中心とするかどちらかになります。 顔を上に向けた状態で首を右に倒すと右手、左に倒すと左手のしびれが強くなるのが特徴です。 ちなみに、 親指から中指を中心とする場合は、頚髄の5〜6番の圧迫で、 中指から小指を中心とする場合は頚髄の6〜7番目の圧迫が原因です。 解剖学的知識があれば、X線撮影もMRI撮影をしなくても症状だけで頚髄の病変部位は分かるのです。 頚椎に起きた病変が手のしびれを引き起こしています 4-3.末梢神経が原因のしびれ 末梢神経が原因の場合は、発症の特徴は 徐々に慢性的に、そして両側に発症することが多いようです。 ただし、あとでご紹介する「手根管症候群」は、脊髄からでた末梢神経が単独で障害されるため片側にしびれを感じます。 5.手がしびれる病気の代表例 緊急性のある脳血管障害以外にも以下の疾患が多く見られます。 5-1.変形性頚椎症 外来でみるしびれ患者さんで 最も頻度の多い疾患です。 なぜなら、60歳を超えると100%頚椎の変形は起こるからです。 もちろん、人によって重症度には差があるため症状が出ない人もいます。 50歳を超えたころから、何となく、親指もしくは小指を中心としたしびれを感じたらほぼ間違いなく変形性頚椎症が原因です。 この病気は、放置しても指が動かなくなるような運動障害を合併することは稀です。 この説明だけで安心されて、気にならなくなる方が大半です。 ただし、生活の中では、カイロプラクティックだけは避けるようにお願いします。 急激に首を動かすことで悪化することがあるからです。 5-2.糖尿病性末梢神経障害 初期には症状はありませんが、病気が進行すると末梢神経にしびれが出て、 手以外に足もしびれることが多いです。 また、 左右の手にしびれが現れるのが特徴です。 治療法はとにかく、糖尿病のコントロールを良好にすることです。 同時に、糖尿病性末梢神経障害への薬による治療も併用が必要です。 *糖尿病性神経障害の治療に使われる薬:アルドース還元酵素阻害薬という薬剤を用いて、糖尿病性神経障害の原因の一つと考えられているポリオール代謝活性の働きを抑制するという治療法がとられます。 日本では エパルレスタットが臨床の現場で用いられています。 この薬剤は多くの症例を元にして有効であることが実証されており、とりわけ早期の症状を抑制する場合に高い効果を発揮します。 自律神経の機能の改善にも役立つという研究結果もあり、糖尿病性神経障害のために用いられる薬剤の中では最もポピュラーなものの一つとなっています。 5-3.手根管症候群 手を使う仕事をされる方に多く見られます。 私の外来でも、結構頻度のある病気です。 ただし、専門外の先生は病気自体を知らないことが多く見落とされることが多いようです。 「手根管」は手のひらの付け根にある手首の骨と靭帯に囲まれたトンネルで、9本の「腱」と「正中神経」という神経が通っています。 何らかの原因で 腱を覆う膜などが炎症を起こして腫れると「正中神経」が圧迫されます。 すると正中神経が関わっている小指以外の指にしびれが起こります。 親指の付け根の母指球筋が委縮してきたときや、夜間もしびれで目が覚めてしまう場合は、整形外科で局所麻酔で手術をすると症状は改善します。 手のひらの中にある手根管が擦れて炎症を起こしています。 画像出典: 手根管症候群の予防改善運動 6.手のしびれは何科で診てもらうのが正解? 手のしびれが起こる原因である、 頭、脊髄、末梢神経の障害すべてが診られる診療科は神経内科しかありません。 整形外科を受診するにしても、まずは神経内科医の判断において必要とされてから、受診することをお勧めいたします。 7.まとめ• 手のしびれで緊急受診が必要な疾患は、脳血管障害(脳梗塞・脳出血)だけです。 しびれを自覚したら、3つのポイントを確認しましょう。 「突然起こった?」「片側に限定されている?」「親指側と小指側で違いがない?」• しびれを総合的に判断できる診療科は神経内科です。

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しびれ:医師が考える原因と対処法|症状辞典

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筋肉疲労 スポーツや何か作業をしたりして、左腕の筋肉をよく使った場合、疲労によりしびれを感じることがあります。 思い当たる場合は左腕を冷やして疲労を回復させてやりましょう。 しびれが改善されても強い痛みが残っている場合は炎症を起こしている可能性がありますので、早めに整形外科を受診しましょう。 狭心症 狭心症は、糖尿病・動脈硬化などが原因で血管内腔が狭くなり、心筋への血流が十分でない時に胸の痛みや圧迫感を生じる病気です。 胸の痛みや圧迫感という症状は狭心症で最も多く見られる症状ですが、左腕のしびれや左肩の痛み、左側の腰痛などを感じる方もいます。 階段を駆け上がったときや興奮した時などに症状が現れすぐにおさまるという場合は、狭心症の可能性があります。 すぐにおさまる場合は急を要するほどの状態ではありませんが、それでも放置せず早めに循環器科等を受診するようにしましょう。 他にも• みぞおちの痛み• 背中の痛み• 二の腕の痛み• 動悸や息苦しさ• あくびが止まらない などの症状も狭心症の兆候といわれています。 このような症状を感じる方はぜひこちらの記事もチェックしておきましょう。 症状がなかなかおさまらない場合や、頻度が高い場合は心筋梗塞の可能性もありますので、すぐに循環器科や救急外来を受診しましょう。 脳の病気 脳梗塞や脳出血などの脳の病気では、その部位によっては左腕にしびれを感じることがあります。 脳内の動脈瘤の破裂や動脈硬化・高血圧などが原因で脳出血する場合があります。 言語障害や視野障害(両目の視野が半分になる半盲など)・めまいといった症状が現れる場合もありますが、左腕にしびれを感じることもあります。 症状が軽い場合、放置してしまいそうになりますが、脳梗塞などの危険もありますので早めに脳外科等を受診しましょう。 頚椎椎間板ヘルニア ヘルニアと聞くと腰の痛みを想像するかもしれませんが、 頚椎椎間板ヘルニアは首の後ろの頚椎で生じます。 椎間板ヘルニアは、頚椎の一部が突出するなどして神経を刺激することで痛みやしびれが生じます。 刺激されている神経によって症状が現れる部分も違ってきます。 5番目と6番目の頚椎の間の椎間板で異常があり第6頚神経が刺激を受けた場合には腕の前側にしびれを感じるようになります。 頚椎椎間板ヘルニアの場合、その症状の重症度に合わせて保存療法や手術などの治療法を考えていくことになります。 信頼できる医師と相談しながら気長に治療を行いましょう。 また、頚椎椎間板ヘルニアには立ちくらみや頭痛といった症状もありますのでこれらの症状を感じる場合はこちらの記事も併せてチェックしておきましょう。 頚椎椎間板ヘルニアなどは急を要する病気ではありませんが、狭心症や脳の病気の場合は早い対応が必要となってきます。 思い当たる原因がなく気になる場合は、放置せず医療機関で相談しましょう。 また腕だけでなく指先などにもしびれを感じる場合はこちらの記事も併せてご覧ください。

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