藤原季節。 藤原季節は何者?本名と関ケ原からの経歴が凄かった!

宮沢氷魚&藤原季節、10日間の“同棲生活”で絆育む『his』

藤原季節

「his」で主人公を自然体の演技で表現した宮沢氷魚(左)と藤原季節=東京都内 主演男優二人が愛おし気に額を合わせるポスターの絵柄から「イケメン男子の甘美なボーイズラブ物語」を想像する向きが多いかもしれない。 しかし、24日公開の映画「his」で描かれるのは、同性愛者として生きづらさを抱えてもがき苦しむ二人の男性の姿だ。 興味本位に陥りがちな題材を、昨年「愛がなんだ」をヒットさせた今泉力哉監督がオリジナル脚本(アサダアツシ)を得て丹念に映像化、見応えある家族のドラマに昇華させている。 二人の主人公を演じるのは、若手成長株の宮沢氷魚と藤原季節。 今回が初共演で、撮影中は同じ部屋に泊まってコミュニケーションを取り難役に臨んだ。 「藤原君という相手あっての『his』だった。 彼の言葉を受けてこみ上がって来た感情を大事にした」と言う宮沢に対し、藤原も「『こう演じよう』と考えることなく、ナチュラルにその瞬間を生きられた」と応じる。 映画は、ベッドで無邪気に戯れる迅(しゅん、宮沢)と渚(藤原)の姿で幕を開ける。 そして発せられる渚の「別れよっか」との言葉。 8年後、岐阜県の山あいの町でひっそりと暮らす迅の元に幼い娘の空(そら)を連れた渚が訪ねてくる。 迅は妻と離婚調停中という渚との同居を渋々受け入れ、空を交えた奇妙な共同生活が始まる。 男優二人の誠実な演技が印象的な「his」 C 2020 映画「his」製作委員会 迅を演じる宮沢は、幼稚園から高校までインターナショナルスクールの男子校で過ごした。 同性愛を自認する友人もおり、LGBTをテーマにした作品への参加は以前からの願い。 「今回はBL(ボーイズラブ)的な同性愛のきれいな部分だけではなく、醜い部分や恥ずかしいところも全部表現されていた。 僕がやりたいのはこれだと思った」 一方の藤原は、これからの恋愛の在り方を模索するような物語の魅力に加え、昨年公開の「アイネクライネナハトムジーク」でも現場を共にした今泉監督への信頼感が出演を後押ししたと振り返る。 「渚の持つ不安をめちゃくちゃ大事にして演じた」と話す藤原季節(左)と「自分の思うことをあまり言葉で表現しない迅は僕自身に似ている部分があった」と話す宮沢氷魚=東京都内 「当たり前でいいと。 ただ実際の同性愛者を傷つけるような要素にはものすごく強く反応するようになった」と藤原。 血筋がクオーターであることを理由にいじめられた経験もあるという宮沢は、偏見の対象となる二人の気持ちが「すごく分かった」と言う。 劇中ではラブシーンもあるが、二人の真摯(しんし)な演技で自然だが切ない感情も湧き出る印象的な場面に。 宮沢によると、リハーサルから共に全開の演技で、藤原は「あまりにも僕らが本気でやるので、現場の空気感が変わった」。 二人のテンションを切らさないよう、当初の予定よりカメラの台数を増やし、カットを割らずに一気に撮影されたという。 物語はシングルマザーとして生きていこうとする渚の妻の玲奈(松本若菜)や、周囲の人々(松本穂香、鈴木慶一、根岸季衣)の人間模様にもスポットを当てる。 「周囲の人がいて二人がいる。 お互いに影響を与え合う様子が描かれている」と宮沢。 後半で展開する空の養育権をめぐる家庭裁判所のシーンは、弁護士役の堀部圭亮と戸田恵子の好演も相まって法廷劇としても見応え十分。 藤原は「僕らもあの演技についていくために必死になった。 本当に周りの俳優さんに恵まれた」と感謝する。 宮沢は男性ファッション誌の専属モデルを経て、俳優の道に。 藤原は小劇場や自主映画で俳優としての腕を磨いた。 宮沢は「人間の持つ狂気さえも全面的に出せるのが役者の特権。 今は何でもやりたい」と言い、藤原は「人生を生き切って死んでしまうような役」に興味があるという。 劇中では新たな家族の形も提示される C 2020 映画「his」製作委員会 歩んできた道もタイプも異なるが、二人は今回の撮影を通じ、次第に絆を深めていく劇中の迅と渚にも通じる良好な関係を築いたようだ。 「現場では(俳優としての)ライバルでもある季節君に自分の弱さもさらけ出すことができた」と宮沢が言えば、藤原は「今後、共演の機会があった時に、宮沢氷魚という人間を違う役として見られるかが今から心配」と冗談めかす。 「現時点での代表作になった」と声をそろえる二人。 「これを超えなければ」と言う宮沢に対し、藤原は「この映画には現在の僕たちが演技無しのそのままで映っている。 10年後にまた共演できたときに、今回のように何もしない演技ができて『二人とも良い男になったね』と思ってもらえる超え方ができれば」。 共に映像だけでなく舞台でも活躍しているだけに、さまざまな共演の形が期待できそうだ。 ドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビュー。 近作にドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」、映画「賭ケグルイ」など。 3月には東京・パルコ劇場で上演される舞台「ピサロ」が控える 藤原季節(ふじわら・きせつ)=1993年1月18日生まれ、北海道出身。 映画「人狼ゲーム ビーストサイド」で俳優デビュー。 出演作にマーティン・スコセッシ監督の「沈黙-サイレンス-」や、「止められるか、俺たちを」など。 「青い瞳」など演劇作品への出演も多い。

次の

藤原季節|何者なのか?本名は『季節』?剣道二段の腕前だった!

藤原季節

宮沢:LTBTQをテーマにした作品だけに、今回は相手役が重要だと思った。 それが(藤原)季節くんだと知り、これまで季節くんが演じた役柄とか写真を改めて見たときに、ちょっと怖いかも…って、それが第一印象(笑)。 藤原:(笑) 宮沢:でも実際に季節くんに会うとすごく正直でいい人で。 僕が演じる迅が、季節くん演じる渚を愛せると思ったし、宮沢氷魚として藤原季節を好きになれると思った。 藤原:ありがとう。 だって、今泉さんがこれまで描いてきたのは、ありふれた日常の恋愛模様であり、群像劇だったから。 そこに氷魚くんみたいなスターが入ってくるんだ、って。 宮沢:いやいや…。 藤原:今泉さんが氷魚くんの相手役になぜ僕を選んだのかに、必ず意味があると思ったんだよね。 だから、迅と渚はお互いにないものをきっと持っていて、それを与え合える関係が作れればな、って。 宮沢:(岐阜県加茂郡)白川町の現場に入ってすぐに、同じ部屋に住み始めたのはよかったと思う。 毎晩夜中まで、鍋をつつきながら、熱く語り合ったよね。 藤原:僕がその前の作品で訪れていた、熊本の天草で手に入れた焼酎を飲みながらね。 宮沢:あれ、うまかった! そういえば撮影初日に、天草の教会で買った貝殻ももらったね。 藤原:いつもはいきなりそんなものあげたりしないんだけど、きっとスタートの時点から自分が氷魚くんにとって異物でありたかったのかな。 ただの映画の相手役じゃないという、枠組みを超えた間柄になろうとしていたのかも。 宮沢:お互いに知らない世界に飛び込んでいくことに不安しかなかったし、撮影中も苦しいことのほうがはるかに多くて…。 センシティブな部分と向き合っていくうちに、どんどんしんどくなったよ。 藤原:渚が子供を連れて迅の前に8年ぶりに突然現れて、しばらく3人で暮らすシーンはただただ幸せだった。 でもそのあとに、陰で傷ついている人がいると気づいてからが、僕は辛くて。 宮沢:親権争いの裁判シーンは、季節くんはとくに辛かったと思う。 藤原:辛かったね…。 ちなみに僕が印象的なシーンは、迅が自給自足の田舎生活をしている中で頼りにしている、(鈴木)慶一さん演じる緒方と、山に鹿を狩りに行くところ。 鹿を撃ったあとの迅の表情が、すごいんだよね。 迅という人間の価値観が崩れ落ち、そして立ち上がるのを感じて。 あの芝居はすごかった。 宮沢:う~ん、今考えると自然とああなってたかも。 慶一さんのオーラと緊張に引き込まれたのもあって、独特な空気が流れていた。 藤原:あの瞬間だけが、社会や日常と関係のない、裸の迅だなって。 迅と慶一さん二人のシーンは、僕の知らないところで、迅の核が見えるから、気がついたらすっかり一人の人間として氷魚くんを好きになってた。 これって僕にとってすごく大事なことだったかもしれない。 だって、僕とか氷魚くん、監督たちが唯一忘れちゃいけないのは、「この映画はただ2人の同性愛者の恋愛を描いたもの」なんだってこと。 観てくれた人たちにも、「2人の人間がただお互いに好きだってことを描いた映画」だと思ってもらいたくて。 特別なことじゃないんだよ、当たり前に存在している人たちなんだよって。 宮沢:そうそう。 でも、それを作り上げるのは本当に難しかった。 藤原:そこにたどり着くために僕ら二人も、そして監督も相当悩んでいたもんね。 宮沢:監督に相談すると、監督が一番悩んじゃうからね(笑)。 藤原:そうなの(笑)。 撮影が終わったからといって、僕らの仕事はまだ終わらない。 ここからだと思うんだよね。 こんなふうにインタビューを受けることで、自分の認識をどんどん更新していかなければならないって思う。 宮沢:話せば話すほど、僕らの認識も変わるから、毎回言ってることが違ってしまうのは本当に申し訳ない気持ちがある。 でも、僕らも日に日に新しい発見があって認識を更新していくし、取材で問われる度に考え直してしまう。 でもそれでいいんだよね。 藤原:考えないこととか、捉え方を更新しないほうが危ないと思う。 とはいえ、古かったものが猛烈に新しくなっていくわけじゃないけど、でも10年後には、今はまだ当たり前じゃないことがごく当たり前になっていると思うし、同性愛者のカップルが手を繋いで街を歩いているなんて普通だと思うの。 10年後にこの映画を観返したとき、本当にこんな裁判があったのかよ、ってなったら楽しいよね。 きっとそうなっているよ。 宮沢:アンアンが60周年のときにはね! そうそう今年、アンアンは創刊50周年らしいよ。 藤原:そうなんだ、すごい! 宮沢:100周年になるまで出たいね。 でも、僕は75歳か…。 藤原:僕らが頑張らないと…(笑)。 宮沢:めっちゃ頑固な役者になってたりして! 藤原:(笑)。 また『his』の続きを作りたいよね。 物語で描かれる幸せは、迅と渚、その子供・空(外村紗玖良)との日常のシーン。 主演の二人も、撮影期間中は役に入り込むのが辛かったが、この場面は幸せに感じたと語る。 空を連れ戻しにきた渚の妻。 ともすれば悪人になりがちだが、そうはさせないのが監督の手法。 それぞれの弱さや言葉足らずな部分から生まれる衝突を、低い温度で描いている。 頭を寄せることで相手を求め合う感情を表現。 「一人の人間にいくつもの感情がある。 派手にしないほど繊細になり、また好きを伝えるパターンは無数にある」と監督。 ニット¥30,000(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760) カットソー¥14,000(カイコー/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575) パンツ¥39,000(ワコ マリア/パラダイストウキョウ TEL:03・5708・5277) 靴¥42,000(リーガル シュー&カンパニー TEL:03・5459・3135) ふじわら・きせつ 1993年1月18日生まれ、北海道出身。

次の

『his』藤原季節、子役と「もう口をきかない」ケンカも!?「僕が子どもです」

藤原季節

宮沢氷魚と藤原季節が、『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』の今泉力哉監督とタッグを組む映画。 本作で映画初主演をつとめる宮沢さんが、岐阜県白川町での撮影中、初恋の彼役の藤原さんと10日間にわたるロッジでの同棲生活のエピソードを披露した。 同性の2人が子どもを持ち、家族として世間とどう向き合い、生きていくのか。 彼らを待ち受ける社会との関わり方や偏見、差別、そして優しい眼差しも描かれていく本作。 後に柴原プロデューサーは「役をつかむうえで、二人だけの濃密な時間を過ごしたことは結果的に演技に役に立ったのでは」と語っている。 とはいえ撮影当初、宮沢さんは相当戸惑ったそう。 「最初は嫌だなと思いました(笑)。 撮影後くらいは自分ひとりの時間が欲しいですし、割とひとりになりたいタイプなので」。 しかし、毎晩お酒を藤原さんと2人で飲み交わし、翌日のシーンの相談、自分の演技プランの提案などをしていくうちに、徐々に、迅と渚の関係のように打ち解けていったと語る。 また、藤原さんが得意な卵料理をつくったり、宮沢さんがきのこやたけのこがたっぷり入った鍋をつくったりと仲睦まじく生活していたことも明かす。 寸銅の鍋にいっぱいに作りすぎてしまった2人は、スタッフの部屋を回り、おすそわけをしていたという。 季節くんからバスタオルを貸してほしいと言われて、さすがにそれは断りました! かわりに自分の持ってきたハンドタオルを貸しました。 バスタオルは共用できないです…」と、微笑ましくも譲れないポイントもあったよう。 こうして2人の心を許しあった時間が、本編では見事に演技に反映されていることだろう。 『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。 《text:cinemacafe. net》.

次の